カリフォルニア州のヨセミテ国立公園に続く道を辿ります。
かつて開拓者が通った道でもあるとハイキングの素敵な親子が教えてくれます。
さらに走ると、古めかしい小屋を見つけました。「プリーストステーション」。神の宿ということでしょうか。
ここは開拓時代から続く、休憩所でもあり宿泊所です。人が休むより、馬を休ませないと先に進めなかったと宿の主人が言います。
ヨセミテ渓谷に入りました。白い岩肌が見えてきます。
氷河が作った景観です。あまりの美しさに、開拓者たちもこの地には手を入れぬと誓い合い、後世に残された自然だそうです。
「やがてヨセミテ渓谷の紀行文と挿絵が全国に流布され、人々が訪れるためのトレイルが整備されていった」と、カウボーイスタイルの女性が語ります。
夕刻、その道を走れば白い岩山が赤く染まりました。
車を止め、日が沈むのを待つ女性ハイカーの頬も赤く染まっていました。

♪　Greensleeves / The Mantovani Orchestra