世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2019年9月27日(金)の放送内容

ルクソール西岸を進み、紀元前16世紀から紀元前11世紀まで続いた新王国時代のファラオをはじめ、60あまりの王族の墓が発見されている「王家の谷」にやって来ました。
管理人に、装飾の質の高さと最大の広さで知られるセティ1世の墓に案内してもらいます。
ファラオと手を繋ぐ、ホルス神、オシリス神、アヌビス神。
そして、太陽神ラーが描かれた列柱を抜け墓室へと進みます。
紀元前14世紀のファラオ、セティ1世は、武勇とともに芸術にも関心が高かったことで知られる名君の一人です。
神々と共にナイル川を舟で渡り黄泉の国へ・・・。
「古代人は、冥界に旅立った魂が再び戻る肉体を残すため遺体をミイラにし安置した」と、イタリア人考古学者が語ります。
ナイルは現世と来世を繋いでいるのだと案内人が呟きます。
神々とファラオの物語を今に伝えるかのように、ナイル川は流れてゆきます。

♪ APPARITION / Delerium