バックナンバー
2019年9月24日(火)の放送内容
アブ・シンベルからおよそ530キロを走り、紀元前21世紀、上・下エジプトを統一した王朝の都が置かれ、テーベと呼ばれたルクソールにやって来ました。
「見所は沢山あるが、まずはルクソール神殿だ」と、出会った人が声をかけてくれます。
「この神殿は、町が太陽信仰の中心地として栄えた紀元前16世紀からの新王国時代に本格的に建立されたものだ」と、管理人が語ります。
ナイル川に沿って南北に広がる長さ260メートルの神殿では年に1度、神々に感謝する祭りが執り行われ、宴が10日間繰り広げられたといいます。
これが謝肉祭の原型だという説もあると男性が笑みを浮かべます。祭りの行進は参道を聖なる舟を担いで行われ、ナイル川に及んだといいます。
夕暮れを迎えた河畔に向かうと、カップルが穏やかな表情で水面を見つめていました。
悠久の時代から、ルクソールの人々は太陽とナイルに想いを託し歴史を重ねて来ました。
♪ SUN GAZER / TWO STEPS FROM HELL


