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2019年9月17日(火)の放送内容
エドフという古代からの都市にやって来ました。
ギリシャ・ローマ時代には「アポロノポリス・マグナ」の名で知られ、交易の中継地だった町だと男性が言います。
一郭に神殿がありました。紀元前237年からプトレマイオス朝の歴代ファラオが建立したホルス神殿です。ホルス神とは、ハヤブサの頭を持った天空の神で、最古の神の一つとされています。
この遺跡は良好な保存状態で知られ、神殿本来の姿を伝える貴重な建造物だといいます。
天空の神を祀った神殿らしく、差し込む光が部屋の柱を映し出します。
「刻まれているのは様々な地域の神々だ」と、光と共に現れた案内人が語ります。刻一刻と、移動する光に、ファラオと人々のホルスへの信仰が今も偲ばれます。
案内人が、奥の至聖所へと…。
飾られているのは、船首にホルスを飾った舟の形をしたファラオの御輿です。天空の神であるホルスは、この地では、ギリシャ神話のアポロンと同一視されていたと言います。
差し込む光の中で、案内人が神話の世界へと誘ってくれました。
♪ Memory of the Sky / 2002


