朝の光が降り注ぐ中央アジアの田園地帯を、東に向かって進みます。
カサンという村に入ると、ラクダの姿を目にしました。
街道筋の売店の奥にもラクダの姿が・・・。看板には、『ラクダのミルク』と書かれています。
主人が「搾りたてだ」と語り、「これはかつてシルクロードの旅人にとって欠かせないものだった」と、孫と共に胸を張ります。
孫がラクダの世話をします。聞くところによれば、ラクダのミルクはビタミンCの含有量が牛乳の3倍もあり、大昔から健康飲料として親しまれ、砂漠の遊牧民はこれだけでひと月近く暮らせるそうです。
店に戻ると、車を止め買い求める家族に会いました。「牛乳よりも少し塩味が効いて、運転の疲れも取れる」と言います。
少年と主人は道行く人々に、元気を振舞い続けます。

♪　Noor / ASITA HAMIDI'S BAZAAR