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2019年6月20日(木)の放送内容
サワンナケート、ラオス南部の中心都市を巡ります。
大通りのロータリーで、バイクの親子が興味深げにモニュメントを見つめます。これは恐竜です。近郊で発掘されたこの恐竜の化石が博物館で公開されているといいます。「この大きな化石は『タンバヨサウルス』のもので、1936年にフランス人学者が最初に発見し、その後も調査が続けられ次々に発掘されている」と、研究員が語ります。中には愛らしい恐竜もいたと顔を綻ばせました。
遥かな時代へ想いを抱きながら進むと、塩田が広がりました。作業主任の話では、ここの地下水は地殻変動で取り残され、凝固した海水の塩分を含んでいるため、塩が採れるといいます。
作業員が見つめるのは煮詰めの作業です。海のないこの国にとって、ここで精製される塩は大切なものです。婦人が抱く幼子も、この塩ですくすくと育つことでしょう。恐竜と塩。何ともロマンに満ちた大地の温もりです。
♪ Echoes From Ancient Dreams / Gandalf


