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2018年11月20日(火)の放送内容
デトロイトからおよそ970キロ。ペンシルヴェニアにある山深い街にやって来ました。
「オイルシティーと呼ばれるこの辺境の地に、遥々と人が集まり始めたのは19世紀後半の事だ」と、地元の男性が教えてくれます。
1859年、アメリカで初めて機械掘りの石油がここペンシルヴェニアで採掘されました。その後、瞬く間に石油ラッシュが起こり町が作られ、大いに賑わったといいますが、今はその名残も、跡形もありません。
かつて油田を組み上げていた掘削機を再現したものがあると聞き、さらに森の奥へ。
案内の人が「掘削機を作ったのは元鉄道機関士。蒸気機関の利用を思いつき、直角に掘り下げる掘削法を考え出した。後の石油王・ロックフェラーも、若き日にどす黒い油を見にやって来たのだ」と熱く語ってくれます。
「その後、様々な石油会社もできるが、ロックフェラーの会社は石油会社を統合・巨大化し、石油市場の90%を支配する帝国の基礎を作った」と、地元ガソリンスタンドのおやじさんが歴史を語ってくれました。
♪ Camptown Races / Bobby Horton


