世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2017年10月16日(月)の放送内容

ラトビアの首都リガ。
新市街をゆけば、帝政ロシア時代に帝国の六大都市の一つとして発展した時代の街並みが続きます。歴史の流れの中、人々は暮らします。
広場に、高さおよそ50メートルの自由記念碑が建っていました。台座には『祖国と自由に』と刻まれています。「1935年に最初の独立を記念して建てられたもので、ソビエト連邦支配の時代も、人々の心の支えとして守り抜いたのだ」と老人が語ります。
通りを進むと、装飾が施された建物が目に付きます。19世紀末のヨーロッパで生まれた新芸術アール・ヌーヴォーです。ドイツ語でユーゲント・シュティールと呼ばれる装飾様式で、曲線や人体、動物、植物がモチーフとなっています。カメラを手にした女性が「素晴らしい被写体だわ」と目を細めます。20世紀初頭、リガは建築ブームで、わずか10数年の間に多彩な建築が軒を並べたといいます。
通りで暮らす親子の表情に、リガの町が育んできた輝きが重なりました。

♪ Shostakovich:チェロ協奏曲第1番変ホ長調第1楽章 / Mischa Maisky