世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2017年10月10日(火)の放送内容

雨に煙るリトアニアの街道。
クライペダという港湾都市に着きました。船員が「港は13世紀、ドイツ騎士団によって拓かれ、その後プロイセンとスウェーデンが交互に占拠した。19世紀から20世紀前半まではドイツ領だった」と語ります。
文字通り歴史の波に洗われた海峡を渡り、防風林の道を進むと、砂の大地が広がりました。クルシュー砂州という、バルト海と内海を隔てる98キロメートルに及ぶ細長い砂州です。
地元の人が、砂州にある最も美しい街ニダを自慢します。伝統的な木造家屋が並ぶこの町はドイツ領だった時代が長く、作家・トーマス・マンは『北のサハラ』と呼び、この地を愛したといいます。
港で会った青年に、モーターボートに乗せてもらいました。ロシアの飛び地カリーニングラードとの国境地帯。「黄色いブイが国境だ」と青年が言います。
内海から砂州を眺めます。迫りくる砂の壁はバルト海からの風に吹かれ、その表情を変えていきます。

♪ DIVING / ENIGMA