世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2017年10月4日(水)の放送内容

ヴィリニュス。幾つもの歴史を積み重ねてきたリトアニアの首都です。
町を巡れば、沢山の教会を目にします。現在、この国の人々の大多数がカトリックを信仰しています。旧市街に『夜明けの門』と呼ばれる城門がありました。礼拝堂の聖母像は人々の心の支えです。その信仰心は、14世紀にリトアニア大公がカトリック教国のポーランド王を兼ねてから、領土の拡大とともに広まったといいます。
町の中心に古典様式の大聖堂が建っていました。13世紀に建立され、18世紀に大改修されたものだといいます。「ここから、1989年8月23日の独立運動『バルトの道』は、ラトビア、エストニアまで人々が手を繋いだの」と女性が語ります。
新市街の一角に、そのモニュメントがありました。製作者である彫刻家のタダスさんが「ソ連からの独立への願いのもと、大人も子供も参加した『人間の鎖』を国旗の色で表現したのだ」と語り、参加者の名前を刻んだブロックを丁寧に手入れしていきます。
あれからおよそ30年。「世代を越えて、未来にリトアニア人の誇りを伝えてゆければ」と、タダスさんの目が輝きます。

♪ Čiurlionis : Prelude for piano in G major / Vytautas Landsbergis