世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2017年4月14日(金)の放送内容

20世紀半ば、鉄道が開通し、パタゴニア開拓の基地として発展したエル・マイテン。
モータリゼーションの発達と共に真っ直ぐな道路が走り、人々の暮らしを変えつつあります。
一画に、古くからの建物が残されていました。この地の開拓が始まったのは、鉄道が敷かれる前だったといいます。年配の人が郊外に古くからの道があるというので、向かうことにします。
舗装されていない道を進むと、岩山の下に水を湛えた池がありました。出会った男性が「かつてこの道を馬車で辿った人々が休んだ場所だ」と、語ります。
道の脇に祠がありました。中にはマリア像が祀られています。開拓者たちはここで旅の無事を祈り、荒野を切り拓いていったのでしょう。
町から大勢の子供たちがやって来ました。聞けば、写真教室の面々です。「ここは町の歴史を写すには絶好の被写体なのだ」と、先生がカメラを構えます。

♪ CANTATA DE PUENTES AMARILLOS / PESCADO RABIOSO