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2017年4月10日(月)の放送内容
アンデス山脈の懐を走り抜けると、盆地に出ました。
手入れの行き届いた畑がありました。植えられているのは、ビールに苦味や香りを醸すホップです。「ここでは山の植物であるホップがよく育つのだ」と、地元の男性が教えてくれます。
街道を進むと、エル・ボルソンという町がありました。1970年代、自然志向のヒッピーたちがコミューンを作り、やがて物流の中継地として発展してきた町だといいます。若者が「今、町の経済を支えているのはビール造りだ」と言い、地ビールの醸造所を紹介してくれました。
小規模ながら、味の良さで評判のブルワリーだといいます。オーナーが「ブエノス・アイレスの大学で農業を学んだ後、オーガニックな材料を使ったこの醸造所を仲間と共に設立したのだ」と語ります。
アンデスの雪解け水と良質のホップから造られたビール。「何はともあれ一口味わってご覧」と、薦めてくれます。
うーん、確かにキリッと引き締まった、パタゴニアの空気を感じる味です。
♪ Flaca / Andrés Calamaro


