コーカサス山脈を離れると、ふたたび大地は荒野へと変わりました。
アゼルバイジャン第二の都市、ガンジャに着きました。街へ入って、驚きました。緑が生い茂っています。「ここは地下水脈に恵まれた古くからのオアシス都市さ」と、公園の男性が教えてくれました。
街路樹の水やりは、至る所で見られます。「雨がほとんど降らないこの街では、俺たちの仕事はなくてはならないものなんだ」と自慢気です。
活気にあふれる、街の市場。この国でとれるあらゆる農産物が並んでいます。
名物のチーズを売る一家は、作ったそばから飛ぶように売れると、笑顔が絶えません。
水がある。そのことがもたらす明るさに、町中が満ち満ちているのでした。

♪　BERMUDA / GORDON MICHAELS