バックナンバー
2017年2月24日(金)の放送内容




長春からおよそ740キロを走り、ロシア教会を模したゲートを抜けると、大都市が姿を現しました。
ハルビン。19世紀末、帝政ロシアの鉄道敷設により拓かれ、『東方の小パリ』と呼ばれた国際都市です。1940年代には5万人ほどの日本人が暮らしていました。今も町には多様な民族が暮しています。
町を巡れば、ハルビンのシンボルともいわれる、かつてのロシア正教の教会がありました。ユダヤ人のシナゴーグ、イスラム教徒のモスク、といった様々な宗教建築にも出会います。
親切なイスラム教徒が、当時の日本人所縁の建物を教えてくれました。
旧桃山小学校です。ロシア貴族の館を改造したこの日本人学校には、かつてここで学んだ人々の名残が、今も息づいてます。
ハルビン駅がありました。かつて花の都パリを往復する列車が発着していたという駅です。
往時を偲ばせながら、ハルビンは今も呼吸を続けます。
♪ Polyusko Pole / Origa