水路の向こうに浮かび上がるシカゴの摩天楼。この町の繁栄を支えたもの、それはイリノイ川を経て繋がるグレート・リバー、ミシシッピとも言えます。その富を誇るかのように聳え立つ高層ビル。訪れた人々は、その姿に胸をときめかせます。
「まるで町は建築の博物館だ」と撮影に力がこもる写真家に出会いました。この建築群は1871年に起きた大火事で、町の殆どが焼け落ちてしまった時、後にシカゴ派と呼ばれる建築家たちが復興を目指し設計したものです。
開拓の19世紀。繁栄の20世紀。ルート66を含むグレート・リバー・ロードは、人々に希望を運んで来ました。
21世紀のこれからに新たな想いを重ね、ニューオリンズから始めた、およそ3300キロの旅を終わります。

♪　瞬間よ / Vocal:工藤亜紀