サマール島西海岸に続く街道を進みます。
潮騒に誘われ足を止めてみます。渚で遊ぶ子供たちの姿がなんとも長閑です。
その傍らの街道で籾を干す人がいました。「ここは島。田んぼは海のすぐ近く」と笑います。確かに、内陸に入るとすぐに水田が広がりました。田植えの真最中です。「フィリピンは熱帯に浮かぶ島国。年3回田植えが出来るのだ」と、農夫が言います。
続いて丘陵地帯に入りました。晴れ渡った空のもと、ココヤシのプランテーションが広がります。ココヤシは利用価値の高い植物で、果実は食料に、葉や茎は建築材料などに使われます。
収穫した果実を出荷します。この実から採れる胚乳やジュースは人々の大好物です。親方が、「これぞ熱帯の島の特産物だ」と胸を張りました。

♪　Restless Soul / ALAN MERRILL