ルソン島南部に続く街道を進みます。出発地ケソン・シティからおよそ450キロを走り、夕暮れ時にナガという町に着きました。16世紀、植民地時代にセブ、マニラに続いてスペインの王室都市となった古都です。
女性が、今夜はカテドラルで大きなミサがある日だと教えてくれました。人々は、町のシンボルだというマリアの門をくぐりカテドラルへと向かいます。外にまで参拝者たちが溢れています。
フィリピンは東南アジア唯一のカトリックの国です。ミサは人々の心の拠り所であり、苦難とも言える歴史を乗り越える糧でもありました。
子供たちが、国語であるタガログ語の讃美歌を披露してくれました。夜を迎えた街の活き活きとした表情、それは神に対する想いの表れなのかもしれません。

♪　rest in peace / LIBERA