アメリカ、ルイジアナ州の大都市、ニューオーリンズです。１８世紀からフランス植民地の都として繁栄したこの町は、クレオールと呼ばれる多様性豊かな独特の文化を育んで来ました。
高校生がクレオール料理の店を教えてくれました。今はランチタイムです。行列が人気の程を教えてくれます。１９３８年創業のこの店、『町のお母さん』と慕われたランドリー夫人のレシピを守り続けているのだと、古くからの店員さんが教えてくれます。キッチンには、腕をふるう黒人のお母さんたちの活気が溢れています。
クレオール料理とは、フランスを始めスペイン、カリブ海、西アフリカの影響を受けた料理です。ジャンバラヤはスペインが起源の米料理。ガンボはアフリカのシチュー。ポー・ボーイはフランスパンのサンドウィッチ。どれもこの町ならではの味です。
夕暮れ時、ミシシッピ川の川風に吹かれます。グレート・リバー・ロードは、この地にクレオール文化を開かせました。

♪　JAMBALAYA (On The Bayou) / Carpenters