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2014年7月29日(火)の放送内容
サン・ジョアン・デル・ヘイからおよそ1200キロを走り、サントスに着きました。ここはブラジル最大の貿易高を誇る港湾都市です。出会った男性に、「日本人ならまず見なければならないものがある」と告げられます。それは、1908年、この地に初めて日本移民が上陸したことを記念する像です。老人が「日系人には世話になった」と語ります。
ケーブルカーで町を見下ろす丘に登ってみます。町にはビルが建ち並ぶ、海岸に面した新市街と、16世紀に開かれた港に面した旧市街があります。「20世紀にはコーヒーの輸出で繁栄し、そしてコーヒー栽培には日本移民が貢献したのだ」と町の人が教えてくれました。
日本移民以前にも、ドイツ、イタリアを始めヨーロッパからの入植者たちの玄関口だった場所です。ここから多民族国家ブラジルが始まったのです。
♪ Voo Sobre o Horizonte/Azymuth


