南アフリカ中部を進んでいきます。かつてオランダ語で農民を意味するボーア人と呼ばれたオランダ系開拓者たちが歩んだ道でもあります。
ボスホフという街道筋の町に着きます。開拓時代からの町並みに、今は様々な民族の人々が暮らしています。
とある店の軒下では開拓時代から受け継がれた手作りのクッキーが売られていました。オレンジのシャツを来た主が、中を見ろと声をかけてくれます。漆喰の天井は、出来た頃のままだと自慢気に教えてくれました。
町には幾つも開拓時代の面影を残す家々が並んでいます。１７世紀、南アフリカにやって来たオランダ系開拓者たちは、１９世紀にアフリカでの領土拡大を図るイギリスに追われ、新たな土地を目指しました。農場主が「この豊かな大地は、開拓者たちにとって希望の土地だったのだ」と地平線を見つめます。

♪　Dodo／Dave Matthews