南アフリカ中部。キンバリーを後に、シュッゼ・カマという土地に向かいます。
道を行けば大地を掘り起こした穴が至る所に見られます。出会った親爺さんが、ダイヤモンドを掘っているのだといいます。彼は「掘り始めてから３０年、この一帯の地層からは、まだまだダイヤモンドが出て来るのだ」と顔を綻ばせます。彼の息子さんは子供の頃からダイヤモンド掘りを手伝いながら育って来ました。彼らの作業場に立ち寄ります。選別台にグリスを塗り込み、砕いた小石を流します。ダイヤモンドは油と相性が良いため、ここに張り付くのだといいます。
珍しいダイヤモンドを見せてもらいました。ルーペで内部を覗くと三角形の模様が見えます。大地に眠るダイヤモンドに希望を託し、一家は暮らしを営んでいます。

♪　The Time Has Come／Snowy White