南アフリカ中部の町キンバリーに着きました。広場には１９世紀、町の名を世界中に知らしめた、ダイヤモンドの坑夫像が建っています。
通りかかった人がキャラブの木を差し、ダイヤモンドの重さを計る単位・カラットはこの豆一粒の重さに由来しているのだと教えてくれました。
町のすぐ近くの鉱山博物館を訪ねると、ビッグホールというダイヤモンドを掘りだした跡がありました。「ここにはダイヤモンドを含む、町の名からついたキンバーライトの地層が露出しており、１万人もの坑夫がその層を掘り尽くしたのだ」と案内の女性が教えてくれます。採掘されたダイヤモンドの秤が飾られています。この鉱山からは２１・２５カラットの『ユーレカ』と名付けられたダイヤモンドを始め、８３・５カラットの『南アフリカの星』といったダイヤモンドが次々に採掘されたといいいます。人々のダイヤへの憧れがこの町を築いてきたのです。

♪　Diamonds Are Forever／Shirley Bassey