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2014年3月20日(木)の放送内容
ザゴラ。ドラア渓谷の最果ての町。朝日と共に人々の一日が始まり、昇る太陽が街道を照らし出します。このオアシスの南にはサハラ砂漠が広がります。かつて砂漠の果ての黄金郷と言われたトンブクトゥまでは、駱駝で52日かかったのだと道行く人が語ります。
ナツメヤシが茂る川に沿って進むと、街道添いで売っているのはその実。栄養満点なのだそうです。ナツメヤシはこの国の人々にとって欠かせない植物で、この地は最大産地のひとつ。乾いた大地に、ヤシの緑が映えます。
伝統的な灌漑施設で引かれた水が緑を育てます。ナツメヤシの枝は、家のフェンスにも使われます。この地の人間にとってナツメヤシこそがオアシスの恵みなのだと、農家の人が語ってくれました。
♪ IZARHARH TENERE /TINARIWEN


