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2022年3月5日弥生の壱

茨城・桜川市
~夢中がいっぱい 田舎暮らし~

舞台は茨城県桜川市。野菜作りがしたいと2016年に桜川市へ移住、畑作業や趣味などで田舎暮らしを楽しんでいる松永明さん(68歳)と幸代さん(66歳)が主人公です。
福島県出身の明さんは29歳の時、勤務先の仲間と共にコンピューター関連の会社を立ち上げ、部下だった幸代さんと35歳で結婚。取手市にマイホームを構え、一人娘・有未さんが誕生しました。休日には幸代さんの実家で、農作業を手伝っていたお2人。しかし幸代さんが50歳のとき、乳がんが見つかります。闘病生活の中で食の大切さに気づき「自分たちの手で作るのが一番」と野菜作りに夢中になっていきました。明さんも会社を後進に託し、本格的に移住先を探す中で出会ったのが、桜川市の畑付き一軒家でした。ひと目で気に入り2016年に移住、田舎暮らしを楽しんでいます。いろんなことに興味を抱き、どんな時も夢中になって取り組むお2人。そんな田舎暮らしを満喫している松永さんご夫婦と、移住して出会った新たな仲間との交流を紹介します。

松永さんご夫婦が作る野菜は農薬や肥料を使わない自然栽培。冬の畑には白菜やネギ、ニンジンなどが植っています。形や大きさは不揃いながらも愛情と手間隙をかけて育てています。そして「いつか収穫した野菜を漬物にして販売したい」と、自宅横に加工場を作り、白菜漬けやハヤトウリの味噌漬けなどに挑戦。漬かり具合など試行錯誤しながら、漬物作りも楽しんでいます。

野菜作り以外に、ご夫婦が今夢中になっているのが趣味のオカリナ。移住する前から「いつかオカリナをやりたい」と思っていたところ、たまたま立ち寄ったパン店で“オカリナ生徒募集”の張り紙を見つけ習うことに。週に一度は教室に通い、仲間と一緒に演奏を楽しんでいます。「もっとうまく演奏できるようになりたい」と練習に励む明さんです。

この日の夕食は自家製野菜をたっぷり使った鍋。移住後に知り合ったご近所さんから頂いた自然薯をすりおろしてかけた“とろろ鍋”です。明さんが大好きなニンジンの天ぷらも食卓を彩ります。一人娘の有未さん(30歳)は「リモートで東京と繋がれば仕事ができるから」と、両親の気持ちを優先し一緒に移住してくれました。家族で他愛のない話をしながら過ごすひと時も、田舎暮らしで手に入れた大切な時間です。

この日、散歩に出かけた松永さんご夫婦が向かったのは、富谷観音の愛称でも知られる施無畏山小山寺。幸代さんが乳がんを患ったとき健康の大切さを改めて実感、移住後に始めた山登りは大切な習慣になっています。「移住した当初は辛かった階段の昇り降りもだんだんと平気になってきた」と語る幸代さん。いろんなことに挑戦するのも健康があってこそ。無理なく夫婦で支え合いながら楽しんでいってください!

楽園通信

直売所さくら

松永さんご夫婦が育てた野菜を唯一販売している直売所です。
冬季は週に1度の納品のため、数に限りがあります。
他に、地元で採れた野菜や加工品、手作りお総菜などが所狭しと並んでいます。

電話:090-5330-4158
午前9時~午後4時

見晴らしの丘 真壁 うり坊

松永さんご夫婦の野菜を使った料理がいただけるレストラン。
シェフが趣向を凝らした料理は見た目も味も楽しめます。
数に限りがありますので、予約してから来店することをおすすめします。

ランチ 1,980円~ ※限定30食

電話:0296-45-8988
営業時間:<ランチ>午前11時~午後3時
     <ディナー>午後6時~午後11時 ※ディナーは予約制
定休日:水曜

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