山梨・富士川町
~ほっこり楽しむ古民家宿~

舞台は山梨県富士川町。この町に移住し、体験型の宿を始めた遅塚智則さん(50歳)と妻の真美子さん(31歳)が主人公です。
東京都出身の智則さんは、大学院でプラズマの研究をしたのちに、パソコンのレンタル会社、音響スタジオ、オーディオメーカーなど様々な仕事に就いてきました。転機は38歳のとき。大好きなアニメを見ている時に“自然農”という言葉を知り、心惹かれました。そして7カ月、八ヶ岳の農業セミナーで自然農を学び、2010年には農業セミナーで出会った知人の紹介で、静岡県富士宮市に移住。森づくりのNPOに参加した時に出会ったのが真美子さんでした。2015年8月、2人は結婚。高原のキャンプ施設に友人・知人を招き、一泊二日で手作りの結婚披露パーティーを行いました。その時「この楽しい気持ちと楽しい空間で仕事が出来たら」と考え、夫婦の人生の目標が出来ました。そして2人は、富士川町の山里にある古民家を自分たちの手で改装。2018年6月に体験型民宿『ほっこり屋』をオープンしました。
『ほっこり屋』では、様々な体験が用意されています。チェックインの後に行うのは、薪をくべる風呂焚き体験。智則さんが丁寧に教えてくれます。続いて、夕食の準備。雑穀料理の講師をしていた真美子さんと作る夕食は、野菜を使ったヘルシーな料理が中心。夕食の後は庭で花火大会です。「僕まで童心にかえる」と楽しそうな智則さん。滞在の間は、お客様の写真撮影のためカメラを離しません。翌日は、宿からすぐ近くの大柳川渓谷にご案内。撮影にガイドに大忙しです。
“多くの人と楽しい時間を共有したい”と始めた体験型民宿『ほっこり屋』。日々、奮闘を続ける遅塚さん夫婦の日常と、周囲の人たちとの交流を紹介します。



築100年になるというこの古民家。元は製材所の経営者が住んでいた屋敷だそうです。離れには、友人の手を借りて作ったお風呂があります。配管や蛇口なども自分で取り付けました。あえて破れたままにしている障子には、「かしこまらず、楽に過ごして欲しい」という2人の思いがあります。


この日、お2人は揃って食材の仕入れに向かいました。やって来たのは、友人が営む『秋山観光農園』。キズなどがあって市場には出せなかった洋梨をいただきました。オススメの品種は、ねっとりとした食感の「ゼネラル・レクラーク」。つまようじが刺さるほどの柔らかさになったら食べごろです。


今夜の宿泊のお客様をお迎えにあがります。待ち合わせ場所は、隣町にある花火の専門店。智則さんは、宿泊中に花火を楽しんでもらおうと考えたのです。こちらの『はなびかん』には最新のものから昔懐かしいものまで、国産を中心に約400種類の花火が揃っています。子供たちも盛り上がり、いつの間にかカゴはいっぱいに。夜が楽しみです!



チェックインの後は、みんなで夕食の準備です。雑穀料理の講師をしていた真美子さんと作る夕食は、野菜を中心としたヘルシーな料理。夕食後は待ちに待った花火大会です。「楽しすぎる!」と子供たちも大満足。そして、翌日は大柳川渓谷へご案内。ガイドに撮影に大忙しの智則さんです。
はなびかん

市川三郷町の『はなびかん』では、懐かしいものから最新の花火まで、1年中手に入れることが出来ます。
電話:055-272-8100
営業時間:午前10時~午後5時30分
定休日:月曜


ほっこり屋

『ほっこり屋』では、料理体験や散策など様々なメニューを用意しています。
詳しくはホームページをご覧ください。
1泊2日プラン 大人1人 17,600円
2泊3日プラン 大人1人 28,600円
