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2021年11月20日霜月の参

茨城・笠間市編
~栗に恋する 栗づくしカフェ~

舞台は茨城県笠間市。栗農家を営みながら栗のおいしさを知ってもらいたいと、加工品作りとカフェを始めた橋本明子さん(59歳)と夫の大敬さん(63歳)が主人公です。
茨城県の農家の末っ子として生まれた明子さん。19歳の時、当時アルバイトをしていた市役所で、職員として働いていた大敬さんと出会い結婚。大敬さんは市役所勤務、明子さんは事務職の仕事をしながら3人の子供を育てました。栗農家の長男だった大敬さんは50歳を過ぎた頃、両親の後を継ぐことを決意、明子さんと共に農業を学び始めます。おいしい栗を育てることに妥協しない義父母の姿を見てきた明子さんは、「この栗の味を知ってもらうカフェができないか」と思うように。こうして2019年、定年退職した大敬さんと、早期退職した明子さんは自宅の納屋を改装し、『入やなわぁ工房』をオープンしました。
愛情いっぱいに栗を育て、栗づくしのカフェを営む明子さんと大敬さん。そんなご夫婦を支える家族の絆や、明子さんの栗料理を楽しみに足を運んでくれる地域の皆さんとの交流をご紹介します。

栗の収穫期は大忙し。長女・奈苗さんや大敬さんの姉・敏子さん、ご近所のお仲間にも手伝ってもらい、みんなで朝から栗拾いです。大敬さんと明子さんが育てる栗は、色つやが良く、大きいものだと1粒50グラムを超えます。大敬さんは大きな栗を見つけると「やった!」と大喜び。童心に帰ってしまうそうです。明子さんも利平栗のことを「りーちゃん」と呼ぶほど可愛がり、愛情いっぱいに育てています。

収穫した栗は明子さんが手間暇かけて栗料理に。義母から教わった「栗おこわ」は、調味料を使わず炊き上げるので、栗の優しい甘さが口いっぱいに広がります。砂糖だけで3日間コトコト煮込んだ「栗の渋皮煮」。大敬さんが作るコシヒカリの米粉を使ったタルト生地に、大きな栗を詰め込んだ「栗のタルトケーキ」もカフェで大人気なんです。

「栗のタルトケーキ」がお気に入りで、いつも買いに来てくださるご近所の農家・小薗江さん。この日は、採りたてのショウガをたくさん持ってきてくれました。お返しに明子さんもケーキを1つサービス。カフェの営業日は常連客で、いつも大賑わいです。また今年の秋からは、新型コロナの影響で中止していた店内飲食も再開。初日は久しぶりのオープンにドキドキしていた明子さんと大敬さんでしたが、馴染みのお客さんは久しぶりの栗料理に大喜び。また賑やかなカフェが戻ってきました。

水戸市で暮らしている次男の渉さんから、とても嬉しい報告がありました。大敬さん明子さんに初孫が誕生したんです。お2人は、初孫・尚弥くんの動画に「可愛い~」とメロメロ。「長生きして90歳くらいまで頑張ってほしい」という渉さんの言葉にたじろぎながらも「頑張ります」と決心した様子でした。尚弥くんと一緒に栗拾い出来る日が待ち遠しいですね!

楽園通信

入やなわぁ工房

明子さん手作りの栗料理が購入できます。ただし、栗おこわやケーキ、ランチセットは予約をお願い致します。売り切れの際はご了承下さい。
※本年度分の商品は完売致しました

※商品完売のため、本年度のカフェの営業も終了致しました
※電話番号のかけ間違いが多発しておりますのでご注意ください

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