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2021年10月2日神無月の壱

東京・日の出町
~体に優しい ほほえみカフェ~

舞台は東京都日の出町。体に優しい手作りのランチカフェを始めた佐藤和子さん(63歳)と、趣味の野菜作りで支える夫・健二さん(68歳)が主人公です。
東京都で生まれ育った和子さん。24歳の時に健二さんと結婚、一男一女が生まれました。子育てが一段落し、夫婦2人で過ごす人生で何が一番大事なのかを考えたとき、浮かんだのは“健康”でした。趣味も少なかった健二さんを誘い、畑を借りて野菜作りを始めます。その後、野菜作りは健二さんに任せ、和子さんは「体に優しい料理を作りたい」と、いくつかの料理教室に通い、酵素玄米の作り方も学びました。7年前、「いつか、あんな場所で店を開きたい」と和子さんが憧れていた通り沿いのレストランが空き物件に。健二さんも会社を転籍し、少ないながらも退職金が支給されていました。「今しかない!」と、和子さんは自身の貯金と健二さんからの援助を受け、憧れだった物件と賃貸契約。2カ月かけて内装や店のコンセプトをまとめ、2014年9月『オーガニックカフェ コトコト』をオープンしました。
体に優しいランチを作ろうと日々奮闘する佐藤和子さんと、野菜作りで支える夫の健二さん、応援する家族と地域の人たちとの交流を紹介します。

お店の看板商品でもある酵素玄米は、小豆と一緒に圧力鍋で炊き上げ、保温しながら数日熟成。モチモチした食感が美味しくヘルシーで、酵素玄米が目当てで来るお客さんもいるほど好評です。メニューは日替わりのおかずが人気のデリプレートに、小麦を使わず時間をかけて煮込んだレンズ豆のカレープレートの2種類。どれも和子さんが手間暇をかけて作っています。そして、どちらのプレートにもついてくるのが南米原産の雑穀、キヌアが乗ったサラダ。野菜は地元の農園から仕入れた新鮮なものを使っています。

あきる野市で畑を借り、農作業に勤しむ夫の健二さん。始めは和子さんに誘われるがままに始めましたが、今では楽しく畑作業をしています。健二さんが育てた野菜はお店で出すみそ汁の具材としても使われています。和子さんには「まだまだ」と厳しくチェックされていますが、少しでも力になれるよう和子さんを支えています。畑には和子さんからお願いされた作物だけでなく、自分用に大好きな晩酌のおつまみとして、ミョウガや枝豆、落花生なども育てています。自分で育てた野菜をつまみながらのお酒は格別だそうです。

この日、都内に住む子どもたちが集まりました。家族が集まると、決まってご飯はみんなの好きな白いご飯に、健二さんが作った野菜が並びます。孫のそらちゃんもおじいちゃんが作ったトウモロコシが大好き。長男・大輝さんは飲食店、長女・逸美さんはエステサロンのオーナーなので、和子さんの大変さを理解しており、「何かあった時は協力するよ」と言ってくれています。互いを尊敬し、認め合う佐藤さん一家です。

健二さんの目標は“元気な野菜を作ること”。そんな野菜を作るにはどうしたらいいのか、野菜の仕入れでお世話になっている『アグリコネクト 日の出農場』に伺った2人。農場長の上藤さんに野菜作りに大切なことを尋ねると、「ゆっくりと時間をかけて育てること」とのこと。野菜作りもお店のコンセプトと同じ、“じっくりコトコト”が大事! 焦らず時間をかけて、元気な野菜が育つよう頑張ってください。

楽園通信

オーガニックカフェ コトコト

酵素玄米に、野菜の味を生かしたお味噌汁…。
和子さんが作った体に優しいランチはいかがですか。
ゆっくりと過ごしたいときは、個室の予約をおすすめします。

また、食後には和子さん手作りのマフィンもどうそ。

デリプレート・カレープレート 1,320円
国産全粉小麦のマフィン 605円~

電話:042-588-5920
営業時間:午前11時30分~午後3時30分
定休日:日・月曜

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