これまでの放送

  • 年別にみる
  • 地域別にみる
2021年2月13日如月の弐

山梨・北杜市
~ 南アルプス愛するキッチン ~

舞台は山梨県北杜市。南アルプスの山容に魅せられ、サラリーマンを辞め東京から移住。2020年にイタリア料理店を始めた安田貞和さん(50歳)と妻の由美さん(48歳)が主人公です。
千葉県生まれ東京育ちの貞和さん。大学卒業後はソフトウェアの会社でエンジニアをしていました。34歳のとき趣味のオートバイのサークルで出会った由美さんと結婚。ツーリングであちこち巡った2人は、以前から「自然豊かな土地で暮らしたい」という共通の夢がありました。その夢を叶えるべく移住先を探していた2人。ある日、貞和さんは社員旅行のときに見た南アルプス・甲斐駒ヶ岳の風景を思い出し、改めて北杜市を訪れました。久しぶりに見る甲斐駒ヶ岳。その姿に感激した貞和さんは「ここが思い描いていた理想の場所だ」と気付き、41歳のとき北杜市に土地を見つけ家を建築。でも、勤め先が東京のため週末だけ北杜市で暮らすという生活が続きました。そんな生活が1年ほど経った頃、当時専業主婦だった由美さんが東京に戻らず、北杜市で過ごす時間が増えていきました。貞和さんも「毎日ここで暮したい」と強く思うようになり、遂には44歳で会社を早期退職。趣味だった料理で生計を立てたいと、調理師専門学校でイタリアンとフレンチの基礎を1年間学びました。そして卒業を機に北杜市に完全移住。地元のイタリア料理店で働きながら2年間経験を積み、2020年1月イタリア料理店『Kaikoma kitchen(カイコマ キッチン)』をオープンしました。店名は大好きな甲斐駒ヶ岳に因んでいます。
オープンして程なく、新型コロナの影響で客足が遠のき厳しい営業が続きました。しかし、少しでも地域を盛り上げたいと地元の食材に拘った料理を提供しています。週替わりのランチは、地元の信玄鶏などを使ったパスタの他、サラダやスープにも地元野菜を使っています。由美さんが作るケーキなどデザートも人気です。
“自然豊かな田舎で暮らしたい”と共通の夢を抱き、理想の土地を見つけた貞和さんと由美さん。大好きな甲斐駒ヶ岳を愛でる2人の暮らしと、オープンから1年を迎えた『Kaikoma kitchen』に集うお客さんとの交流の様子をご紹介します。

『Kaikoma kitchen』の営業日。貞和さんは、道の駅で買い出しをしてからお店に向かいます。前菜のサラダには、地元の野菜をたっぷり使用しています。この日は、今が旬のプチヴェールという丸くならない芽キャベツをガーリックオイルで和えてサラダに入れました。また、『Kaikoma kitchen』ではパンも自家製です。このフォカッチャのファンも多いそうです。

北杜市に移住して5年。一番の力仕事が薪割りです。薪は乾燥させないといけないため、お休みの日に次の冬用の薪を準備します。手際よく作業をする貞和さんです。
この日の夕食は、山梨の郷土料理「ほうとう」。ご自宅では由美さんが台所に立ちます。でも由美さん、カボチャを買い忘れてしまいました、初めてのカボチャ無しバージョンのほうとうでしたが、美味しく出来ました!一緒に食卓を囲み、幸せを感じるお2人です。

この日は、家族ぐるみでお付き合いしているご夫婦がご来店。この時期に人気のカキのオイルスパゲッティを召し上がっていただきました。いつもお世話になっているご夫婦に、貞和さんと由美さんがサプライズ!誕生日のお祝いにと、日頃の感謝の気持ちを込めてケーキにメッセージを添えました。仲良くしてくれてありがとうとみんな笑顔でした。

定休日、安田さんご夫婦は愛犬・カイくんとお気に入りの場所へ出かけました。大好きな甲斐駒ヶ岳が望める大好きな散歩道です。季節の移り変わりを山で感じることが出来ます。“第二の故郷”として北杜市を大切にしていきたいと語る安田さんご夫婦です。

楽園通信

Kaikoma kitchen

パスタランチは週替わりで3種類。
前菜はサラダ、またはスープから選べます。
由美さんの手作りデザートも人気です。
週末のみ、予約制でディナーも楽しめます。
詳しくは、お問い合わせください。

電話番号:0551-45-6825
営業時間:ランチ 午前11時30分~午後1時30分
     ディナー 午後6時~午後7時30分
     (金曜~日曜のみ)
定休日:水曜・木曜

パスタランチ:1,350円
ランチデザート:300円
夜のコース(要予約):2,750円~

ページトップへ戻る
このページを共有しよう!