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2021年1月30日睦月の四

埼玉・越谷市
~ 母の手作りおやつ工房 ~

埼玉県の南東部に位置する越谷市が舞台。パン好きが高じて、パンと焼き菓子の店を始めた渡邊裕子さん(55歳)と支える夫の真一さん(55歳)が主人公です。
山形市で生まれ育ちチャレンジ精神が旺盛な裕子さんは、東京のデザイン専門学校を卒業し、浅草の婦人靴メーカーに就職しました。転機は24歳の時、好物のパンに関わる仕事がしたいと製パン工場に転職。また趣味では大型二輪免許を取得しツーリングに出かけるようになりました。このオートバイがきっかけで真一さんと出会い28歳で結婚。2人の子供が生まれると子育てに専念し、子供のおやつにパンやお菓子を焼き知り合いにもお裾分け。美味しいと喜んでもらえることが何より嬉しかったと言います。2度目の転機が訪れたのは51歳の時。長女・陽南子さんが就職し大阪で暮らすことになり、部屋が空いたのがきっかけでした。「空いた部屋を使い、店を始めたい!」チャレンジ精神に火がついた裕子さんは一念発起。2017年10月、パンと焼き菓子の店『おやつ工房 ひびのや』をオープンしました。
趣味だったパンと焼き菓子で店を始めたチャレンジ精神旺盛な裕子さんと、それを支える夫・真一さんの日常、そして店の常連や近所の方々との交流を紹介します。

『おやつ工房 ひびのや』は6畳の和室を厨房に、そして吐き出し窓のあった5.5畳の和室をお店にリフォームしました。屋号の『ひびのや』は「日々のおやつに食べてもらいたい」という思いを込めました。作っているマフィンは6種類。プレーン、紅茶、チョコナッツなど日替わりで焼いています。また、おやつ感覚で食べられるように小ぶりのパンも焼いています。パンは全て自家製の天然酵母を使い「噛めば噛むほど味わいがある」と常連さんにも好評です。

1人で店を切り盛りしている裕子さんを支えているのが、運送会社勤務の夫・真一さん。真一さんは「やりたいことが出来て良かった」と裕子さんの新たなチャレンジを応援しています。バイク雑誌の友達募集で出会い、一緒にオートバイで各地に出かけ付き合いを深めていった2人。結婚後もツーリングは共通の趣味でしたが、裕子さんは3年前、開店資金捻出のため愛車を手放しました。でも裕子さんには新たな夢があります。それはキャンピングカーを購入して真一さんと2人で全国を旅すること。夢に向かって頑張りましょう!

定休日、裕子さんは月に2回、書道教室に通っています。長男の伊織さんが学校のクラブ活動で通えなくなったので、裕子さんが代わりに習うことに。書道を始めて4年、今では「無になれる時間がいい」と言います。そんな裕子さんには、意気投合できるお友達がいます。『Smiley Coffee』の店主、多田裕子ひろこさん。名前の漢字が同じで「2人は同志!」と息もぴったり!実は裕子さんも、ゆくゆくはカフェを開きたいと考えているんです。夢がますます膨らみます!

この日は、日光街道沿いにある複合施設『はかり屋』で、知り合いのキャンドル作家、ドライフラワー作家、リネン洋服作家の3人とマーケットを開催。朝からたくさんのお客さんが詰めかけ、どのブースも大人気でした。裕子さんのパン、焼き菓子もほぼ完売!これから益々忙しくなりそうな『おやつ工房 ひびのや』ですが、裕子さんはアクセルを緩めません。これからもチャレンジ精神で夢に向かって突き進みます!

楽園通信

おやつ工房 ひびのや

裕子さんが営むパンと焼き菓子のお店です。
1人で切り盛りしているので、マフィンもパンも数に限りがあります。売り切れの際はご了承ください。

営業時間:午前11時~午後4時
定休日:金曜・土曜
※詳しくは「おやつ工房 ひびのや」で検索してください。

マフィン
・プレーン:200円
・アールグレイ:230円
粒あんパン:250円
白食パン:350円

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