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2018年7月14日文月の弐

宮崎・宮崎市
~ 手づくりビールで乾杯 ~

宮崎市でビールの醸造所を併設するブルーパブ「青空エール」を始めた前田康生さん(63歳)と由美子さん(60歳)が主人公です。
宮崎県出身の康生さんは大学卒業後、県庁に就職し、観光などを担当しました。30歳の時に県の物産館で働いていた由美子さんと結婚、長女彩帆さんが生まれました。
康生さんは、かねてからビールが大好きでした。ある時、ビールを手造りして販売できることを知り、オリジナルのビールを提供する店をやりたいと考えます。由美子さんにはそのことを伝えられずにいましたが、現在の店となる物件を見つけ、初めてブルーパブをやりたいと由美子さんに伝えました。由美子さんの理解を得られた康生さんは、60歳で定年退職し開店準備を進め、2017年1月に「青空エール」をオープンしました。夢を追いかけ奮闘する夫と、それを支える妻の暮らしぶりを紹介します。

康生さんのビールは、副原料に宮崎産の食材を使うことで特徴を出しています。看板メニューの「ペールエール」には、日向夏の皮を使用。由美子さんも皮むきをしてビール造りを手伝います。店内は康生さんのオリジナルビールを楽しむお客さんで大賑わいです。

ビールを造る際に出る“麦芽かす”は、市内にある「うちうみハーブ園」に渡しています。ハーブの肥料にとても良いのだそうです。こちらのハーブ園で育てられている「ホーリーバジル(トゥルシー)」を、康生さんは「ブラウンエール」の香り付けに使っています。地元の仲間との交流が新しい味を生んでいます。

宮崎の名産品と言えば、マンゴー。康生さんは宮崎ブランドのマンゴー「太陽のタマゴ」を作っている農家の方を訪ねました。「太陽のタマゴ」からはじかれたB級品を「マンゴーエール」に使えないかと考えています。早速、近所で買ったマンゴーで「マンゴーエール」の試作をしましたが、マンゴーの香りと甘みがビールの苦味とうまく混ざり合い、宮崎らしい味のお酒が出来ました。

康生さんは車で2時間かけて、県の北西部にある椎葉村へ出かけました。椎葉村は康生さんがいつか移住したいと思っている憧れの場所です。以前、康生さんがホップの栽培を持ちかけた農家を訪ね、ホップ畑の様子を見ました。さらに、村の皆さんに手造りビールの良さを伝えるため、「青空エール」のビールを持参し試飲してもらいました。「苦くてうまい」と大好評でした。

楽園通信

みやざき物産館KONNE

マンゴーや地鶏など宮崎の美味しいものが勢揃いです!
宮崎県のお土産はこちらでどうぞ。

電話番号:0985-22-7389
営業時間:午前9時~午後6時30分

ブルーパブ 青空エール

看板メニューの「ペールエール」を始め、康生さんが手造りしたビールや発泡酒、8種類飲むことが出来ます。初めての方は、好きな3種類を選べるテイスティングセットがオススメです。宮崎の名産品、マンゴーを使った「マンゴーエール」は7月~9月の夏限定です。

電話番号:0985-86-9252
営業時間:火曜~金曜 午後3時~午後11時
        土曜 午後1時~午後11時
        日曜 午後1時~午後8時
定休日:月曜

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