これまでの放送

  • 年別にみる
  • 地域別にみる
2017年11月18日霜月の参

長野・飯山市
〜 稲作楽しむ古民家暮らし 〜

長野県の北部に位置する飯山市が舞台。
築170年の古民家に移住し、手作業での米作りを楽しんでいる藤田温彦さん(62歳)と妻の理世さん(59歳)ご夫婦が主人公です。
大学時代から登山が趣味で、その縁で理世さんと出会い結婚した温彦さん。保険会社勤務時代に長野県への単身赴任を経験し、50代となり退職後の暮らしを考えた時、長野県の自然の中で暮らしたいと移住先を探し始めました。2013年に飯山市で立派な古民家を見つけ、その環境を気にいった藤田さんご夫婦。温彦さんが仕事を完全に退職した2016年4月に飯山市へ移住しました。
移住前から週末に通っていたご夫婦は、地元農家の進めで稲作を始め、自分たちで手作りした米の美味しさに感動したことから、手作業での米作りに取り組むようになりました。今年も実りの季節を迎え、藤田さんご夫婦は稲刈りを始めます。すべてを手で刈って収穫するためにとても時間がかかります。そんなお二人を地域の先輩方などが助言し手伝ってくれています。
飯山市の豊かな自然に囲まれ、築170年の古民家でスローライフと手作業の米作りを楽しんでいる藤田さんご夫婦をご紹介します。

手作業で米作りをしている藤田さんご夫婦。手刈りで収穫し、稲をハゼにかけて、自然に乾燥させていきます。その後、理世さんが足踏み脱穀機で稲から籾を外し、温彦さんが唐箕(とうみ)を使って籾と藁クズを分けます。天気が良くないとできないので、自然に左右されてしまいますが、それもまた楽しいと秋の収穫を満喫しているご夫婦です。

時間がかかる稲刈りを手伝いに、東京で暮らす次女の温乃さんと、近所に暮らす野中さんが来てくれました。去年も稲刈りを手伝ったという温乃さんと、慣れた手さばきで素早く稲を刈っていく野中さん。総勢4人で稲刈りをし、収穫した稲をハゼ一杯にかけることができました。2人のおかげで遅れていた稲刈りが大幅に進みました。

藤田さんご夫婦が暮らす築170年もの古民家には、手を掛けて修復した方が良い部分があります。屋根裏にある明かり取りの窓は、障子紙一枚で外と中を隔てているのですが、その一部が移住前から破れていました。温彦さんと理世さんは、地元の手漉き和紙「内山紙」を使って障子の貼り替えを行い、キレイな障子に変わりました。これで隙間風が入らず、今年は冬の寒さが少しはマシになるのでは、と二人は期待しています。

近所に暮らす移住仲間の金子さんを訪ねた温彦さん。金子さんは2000個の菌床をそろえ、今年からキクラゲ栽培を始めています。手間は掛かりますが、高齢者でも出来る作業なので、地域の皆で栽培して集落の名産になればと期待しています。まだまだ始まったばかりのキクラゲ栽培ですが、集落全体で暖かく見守っています。

楽園通信

道の駅 花の駅千曲川

飯山市の野菜や特産物が集まる道の駅「花の駅 千曲川」。
新鮮な野菜が並ぶ農産物直売所や土産コーナー、カフェが並び、観光情報コーナーでは飯山市の情報を知ることができます。
農産物直売所には、金子さんが栽培するキクラゲも並んでいます。
飯山市の美味しい物などを楽しみに、訪れてみてください。

電話番号:0269-62-1887
農産物直売所
営業時間:午前8時〜午後6時30分(冬期は午後5時まで)

いいやま湯滝温泉

藤田さんご夫婦も農作業の疲れを癒しに訪れている「いいやま湯滝温泉」。
館内には食堂と休憩室、宴会場があり、定期的にイベントも行われます。内風呂と露天風呂があり、千曲川を堪能できる温泉で疲れを癒してください。

電話番号:0269-65-3454
営業時間:午前10時〜午後9時(最終受け付け:午後8時30分)
定休日:火曜(祝日を除く)
入館料金
大人:510円
小学生:250円

ページトップへ戻る