これまでの放送

  • 年別にみる
  • 地域別にみる
2017年9月16日長月の参

栃木・鹿沼市
〜 幸せのブルーベリー農園 〜

自然豊かで7割が森林で覆われている栃木県鹿沼市が舞台。この街に移住し、ブルーベリーを栽培しながら週末にカフェを営む吉田光春さん(64歳)と妻の信子さん(59歳)が主人公です。
宮城県仙台市出身の光春さんは、東京の自動車部品を扱う会社に勤めていました。27歳の時、神奈川県出身の信子さんと結婚。2人の女の子が生まれます。
お2人に転機が訪れたのは50代半ば。光春さんの勤め先が開いた人生設計のセミナーに参加し、定年後の暮らしを真剣に考え始めました。その時に思い出したのが、30代にやっていた家庭菜園での野菜作りの楽しさでした。そこで「定年退職後は農業をしよう」と2人で決め、栃木県の農業大学校に通い農業を基礎から学びました。そして鹿沼市内に菜園付き分譲地を見つけ購入。2013年4月、光春さんの定年退職を待って鹿沼市に移住しました。
移住後は自宅菜園の他に、近所の農家から畑を借りてブルーベリーや野菜の栽培を本格的に始めました。更に収穫したブルーベリーの選果をする作業場が必要になり、畑横に建つ飲食店だった空き店舗を借りました。すると光春さんが信子さんに「ここでカフェをしてみたら」と提案します。カフェを開くことは、学校給食の仕事をしていた信子さんにとって長年の夢だったのです。かくして、お2人は、金、土、日曜の週3日間営業する「里のカフェ はな」を2014年7月にオープン。自家製ブルーベリーと野菜を使ったランチやスイーツを提供しています。
定年退職後に東京から移住し農業とカフェを始めた吉田さんご夫婦の暮らしぶり。そして、お2人を温かく迎え入れ支えてくれる地域の皆さんとカフェに集うお客様との交流の様子を紹介します。

この時期、吉田さんご夫婦の1日は早朝5時、ブルーベリーの収穫から始まります。
手摘みでおよそ2時間、8キロ程収穫します。収穫を終え、お2人が向かうのは「里のカフェ はな」。週末はカフェ営業ですが平日は摘んだブルーベリーの選果場になります。大きくてふっくらした実は生食用に、小ぶりな実は加工用と分けています。こうして時間をかけて1粒1粒選んだブルーベリーを使い、料理を提供しているんです。

「里のカフェ はな」は、自家製野菜を使ったパスタや、お2人が収穫したブルーベリーで作るクレープなどが人気です。中でも、予約限定の特別メニューが『アフタヌーンティー』。この日は、ご近所の天羽さんご夫婦が予約して来てくださいました。信子さんの自信作、お皿3段のデザートなどボリューム満点のアフタヌーンティーに「ブルーベリーがたくさん使ってあって美味しい」と天羽さんも満足いただけた様子。信子さん、光春さん、お見事でした!

お店の営業が終わりホッとできる時間です。今夜は光春さんの好物が食卓に並びました。サラリーマン時代は「仕事で忙しく夫婦で過ごす時間がなかなか取れなかった」という光春さん。今は夫婦で過ごす時間をとても大切にしています。そして「定年まで妻に支えてもらったので、これからは僕が妻を支える番です」と笑顔で語る光春さんです。

朝6時半、「里のカフェ はな」にお客様の姿がありました。沢山の人にブルーベリーの良さを知って欲しいと企画したブルーベリーフェアの日です。まずはブルーベリーの収穫体験。摘みたてのブルーベリーの美味しさに笑顔がこぼれます。そして収穫体験が終わると信子さん特製の朝食が待っていました。早起きすると朝食も美味しいです!皆さん次々に平らげていました。それを見た吉田さんご夫婦も満面の笑顔でした!

楽園通信

ブルーベリー農園直営 里のカフェ はな

吉田さんご夫婦が営む「里のカフェ はな」。ご夫婦が心を込めて作ったブルーベリーや野菜を使った料理を数多く提供しています。また、予約限定のアフタヌーンティーもあります。尚、2人で切り盛りしているため料理の提供に時間が掛かることがあります。ご了承ください。

電話番号:090-5805-9993
営業日:金・土・日曜
営業時間:午前10時〜午後3時
パスタセット:800円〜 ※1日10食限定
クレープ:400円〜
はなのアフタヌーンティー:1人 1,800円
※前日午前中までの要予約(2人以上)

野尻直売所

鹿沼市の農家さんが丹精込めて作った野菜が並ぶ「野尻直売所」。
朝採り新鮮野菜を安価で提供しています。「里のカフェ はな」の直ぐ隣です。

電話番号:0289-63-4418
定休日:月曜
営業時間:午前9時15分〜午後6時

ページトップへ戻る