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2017年7月8日文月の弐

岡山・鏡野町
〜 やる事いっぱい 充実の田舎暮らし 〜

岡山県鏡野町が舞台。3世帯だけが生活する自然豊かな山里で、田舎暮らしを楽しみながら土曜日と日曜日限定のカフェを始めた田中均(ひとし)さん(65歳)と妻の啓子さん(58歳)ご夫婦が主人公です。
田舎暮らしに憧れ、2013年11月に京都府から鏡野町へ移り住んだ田中さんご夫婦。移住当初はスローライフを楽しもうと考えていたお二人でしたが、実際に暮らしてみると野菜作りや稲作、山菜の収穫や渓流釣りなど、やりたい事がいっぱい。集落で暮らす先輩たちも、田舎暮らし初心者のお二人に山暮らしの知識を色々と教えてくれました。
移住から3年が経ち、豊かな自然の恵みを人に伝えたいと考えた均さんと啓子さんは、新たなチャレンジを思い立ちました。それが、納屋を利用したカフェのオープン。思い立ったら止まらないお二人は、2016年4月、大地の恵みを使ったメニューを提供する「山のカフェ ひととき」をオープンしました。
店では、畑で育てた野菜や山から収穫した山菜を使ったランチ、手作りのスイーツやハーブティーが人気です。豊かな自然に囲まれ、お腹も心も満たされるカフェは遠方から訪れるお客様も増えてきています。
山里に移り住み、集落の先輩たちと自然の恵みに感謝しながら、自然を満喫している田中さんご夫婦の暮らしをご紹介します。

均さんと啓子さんが暮らしているのは、お二人を含めて3世帯が暮らす小さな集落です。豊かな自然以外にも、お二人がここで出会えた宝物があります。それがこの集落に住む人たち。山暮らしの先輩たちには、それまで知らなかった山菜の見分け方や保存方法、庭造りなど、少しずつ教えてもらいました。

カフェの営業が始まる土曜日、田中さんご夫婦は朝からお店の準備に取り掛かります。天ぷらの材料になる山菜の収穫は均さんの担当。啓子さんは厨房で料理の仕込みを進めます。朝に収穫した山菜の天ぷらと自家製米のおむすび、漬物などが楽しめる「おむすび御膳」は、自然の恵みがいただける、と大好評です。

自宅の目の前には、澄んだ水が流れる川があります。同じ地域に暮らす釣り名人の森さんと知り合ったことで、均さんは魚釣りを始めました。狙うのは、この地域で「ヒラメ」と呼ばれている「アマゴ」。川のせせらぎと新緑に癒やされながら名人と一緒に、およそ2時間のアマゴ釣りを楽しみました。

この日は、お世話になっている皆さんを招いての食事会。釣り名人の森さんに、山暮らしの師匠の切明さん。人との出会いがあったから“今の充実した生活ができる”と話す田中さんご夫婦。地域の皆さんに、心から感謝しています。そして日々、やりたい事がどんどん出てくる均さんと啓子さん。今日も、新たな挑戦に向けて期待に胸を膨らませています。

楽園通信

鏡野町観光協会

鳥取県との県境に位置する岡山県鏡野町。町内には温泉スポットが点在しています。「のとろ温泉 天空の湯」では、広い空と山々を眺めながら温泉を楽しむことができます。奥津温泉では3月上旬から12月中旬までの毎週日曜日の朝に、かねてより行われてきた「足踏み洗濯」を見ることができます。
鏡野町の情報などについては、鏡野町観光協会にお問い合わせください。

電話番号:0868-52-0711
営業時間:午前9時〜午後5時

山のカフェひととき

田中さんご夫婦が土曜日、日曜日限定で営んでいる「山のカフェ ひととき」。
畑で育てた野菜や、山から収穫した山菜などを楽しめます。
手作りのスイーツや、ハーブティーなどもお勧めです。
ランチは、3日前までの予約制です。
カフェのご利用も含め、電話でご予約ください。

電話番号:0867-57-2508
問い合わせ時間:午前9時〜午後6時
営業時間:午前10時〜午後4時
営業日:土曜、日曜

おむすび御膳:1,500円(ドリンクと小さなお菓子付き)
蒸し野菜御膳:1,200円(ドリンクと小さなお菓子付き)
※ランチは1日10食限定、3日前からの予約制です。

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