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2017年5月27日皐月の四

埼玉・ときがわ町
〜 初夏の川辺の楽しみ方 〜

東京から車で約1時間のところにある埼玉県ときがわ町が舞台。都会に近い自然豊かな里山で、自慢のカヌーを浮かべている福田修史さん(69歳)が主人公です。
修史さんは中学校を卒業すると玩具製作所に就職。その後、内装の会社を立ち上げ、26歳の時に結婚。3人の子どもが生まれました。アウトドア好きで、よく家族を連れてキャンプに行っていたという修史さん。そんな時、雑誌で見た木製のカヌーに魅せられて、独学で制作を始めました。
修史さんがときがわ町に単身移住したのは60歳の頃。カヌー遊びに丁度良い緩やかな流れの川がすぐの物件を見つけ、2007年「カフェギャラリー番匠」をオープンさせました。カフェのテラスの階段を下りると、修史さんの作ったカヌーに乗ることが出来ます。また、店内に並べられた椅子も修史さんの手作り。カヌーや椅子を作りながら、のんびり暮らすのが最高の幸せだと言います。
大好きな趣味が追求できる理想の場所に移住した修史さんが、ときがわ町で有名観光地にはない「小さな宝探し」を続ける日常を紹介します。

修史さんが作るのはカヌーだけではなく、カフェで使われている椅子や展示販売されている椅子も、修史さんの手作りです。これまで制作した椅子の数は、およそ400脚。店内に置ききれないので、カフェ横の建物に椅子を収納しています。

カフェの裏手にあるスペースでカヌー作りをします。モールと呼ばれる5メートル程の板を、型に1枚1枚張り合わせていく事で船体を作ります。1艘作り上げるのに最短でも1カ月はかかります。根気のいる作業ですが、そのぶん愛着が湧くと言います。

修史さんはときがわ町の山あいにある一軒家で1人暮らしをしています。庭では、サヤエンドウや九条ねぎなど6種類の野菜を育てていて、食事は自分で作ります。「一人でのんびり過ごすのが最高の幸せ」だと修史さんは話します。

この日、次女の小百合さんが修史さんに会いに来ました。孫の梓音さんと一誠くんも一緒です。小百合さんが小学生の時に乗った思い出のカヌーにみんなで乗りました。お昼はみんなでバーベキュー。久しぶりに家族と賑やかな時間を過ごすことができて、修史さんはとっても嬉しそうです。

楽園通信

カフェギャラリー番匠

明覚駅から徒歩5分のところに、開放感あるテラスと手作りの椅子が自慢のカフェがあります。ときがわ町の豊かな自然を感じながらランチはいかがでしょうか。自家製のケーキもありますよ。

営業時間:午前10時〜午後5時
定休日:水曜・木曜

ときがわカヌー工房

カフェの裏手に流れる川でカヌー体験が出来ます。修史さんが教えてくれるので、カヌー経験のない人でも安心。事前に予約して行くのがおすすめです。

電話番号:090-3200-4179
問い合わせ時間:午前9時30分〜午後4時

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