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2017年5月20日皐月の参

長野・小海町
〜 山の幸で四季を味わう 〜

今回の舞台は、八ヶ岳の麓に位置する長野県小海町。標高1000メートルの親沢地区にある実家で、農家レストランを営む井出ゆかりさん(54歳)と母・とら江さん(78歳)が主人公です。
小海町の農家で生まれ育ったゆかりさんは、女子短期大学を卒業後、病院で栄養士、町のホテルで調理師として働いていました。33歳の時、町役場に勤める三彦さん(56歳)と出会い結婚。ゆかりさんが跡取りだったため、三彦さんは井出家の婿に入りました。
大学時代に芽生えた“自分の店を持ちたい”という夢を、家族や周りの人に常々語っていたゆかりさん。37歳の時、家の近くに出来た老人保健施設から栄養士の誘いを受け、再び働き出すことに。夢になかなか進めず悩むゆかりさんを見て三彦さんは、“自分の夢に向かって希望のある人生を歩めよ”と、後押ししてくれました。ゆかりさんは仕事を辞め、母・とら江さん(78歳)が暮らす築150年の実家を使いレストランが出来ないか相談。そして2011年4月、とら江さんとともに、農家レストラン「四季の味 やまなか」をオープンしました。
親せきや近所の方々の協力と助けがあっての「四季の味 やまなか」。ゆかりさんの料理を求めてやって来るお客さんと、支える家族の日常を紹介します。

お店でお出しするほとんどの山菜は、ゆかりさんが自ら山へ行って採ってきます。また、近所の方からも、朝採れのウドなど、新鮮な山菜や野菜を分けてもらっています。しかも、カゴにいっぱい!有難いですね。

お店を切り盛りしているゆかりさんと、とら江さん。料理はゆかりさんが作ります。とら江さんは皿を洗ったり片付けしたりと後方支援。ただ、イクサ(えごま)をすったり、花豆を煮たりなど、昔ながらの味付けは任せているそうです。本当に心強いですね!

休日ともなれば、役場に勤める夫・三彦さんは榾木にキノコのコマ打ち、長女・紫苑さんは接客の手伝いをしてくれるんです。ゆかりさんがお店を始めることに賛成だったという家族の応援と協力があっての「四季の味 やまなか」です。

もともと養蚕を行っていた実家の2階を10年前、とら江さんが“仲間と同級会をしたい”とリフォームしました。キレイになった実家を見てゆかりさんが“ここで店を開きたい”と思いました。母娘それぞれの思いが繋がり「四季の味 やまなか」はオープンしたんです。

楽園通信

四季の味 やまなか

四季折々の山の幸や、畑の高原野菜が楽しめます。
予約は4名様から受け付けます。(最大30名様まで)
季節や気候によってメニューが変わります。

電話番号:0267-92-1188
問い合わせ:午前9時〜午後6時
定休日:不定休

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