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2017年5月13日皐月の弐

愛媛・松山市
〜 夕日で和む 海辺のカフェ 〜

松山城や道後温泉で知られる愛媛県松山市が舞台。瀬戸内海に面した場所で、カフェ「サンセットミラージュ」を開いた髙須賀正史さん(59歳)と妻のちえみさん(60歳)ご夫婦が主人公です。
温泉巡りが好きで、家族旅行でよくペンションに宿泊していた正史さんは、旅をしながら“ペンションのオーナーになる”という夢を膨らませていました。40代後半、慣れない管理職の仕事でストレスを感じていた頃、たまたま見た瀬戸内海に落ちる夕日に心を癒された正史さん。美しい夕日とペンションの夢が重なり、早期退職を決意します。“自分が感動した夕日をみんなに見てほしい…”と、夕日を眺めた海岸沿いに土地を購入し、ペンションとカフェが営業できる建物を新築しました。さらに、コーヒーや料理の教室に通い、準備が整った2013年10月、まずは夢の第一歩としてカフェ「サンセットミラージュ」をオープンしました。当初は夫婦二人での営業を考えていましたが、飲食業の経験がない両親を心配して、大阪のレストランで働いていた次女の雅(みや)さんも手伝ってくれることになりました。
目の前に広がる海の景色と、ちえみさんと雅さんが作る料理、そして正史さんが淹れるコーヒーを目当てに、来店する常連さんも増えてきました。正史さんもようやく接客に慣れ、最近は当初の夢であったペンションのオープンに向けて準備を進めています。
父の夢を家族が支える海辺のカフェ。瀬戸内海の美しい夕日に照らされながら夢を追い続ける、髙須賀さんご家族の日常をご紹介します。

次女の雅さんを含めて3人で切り盛りする「サンセットミラージュ」は、朝から開店準備で大忙しです。週変わりのプレートを担当しているちえみさんと雅さんは、料理の下ごしらえ。正史さんは店内の掃除や2人のお手伝いをしています。キッチンで司令塔を務めるのは雅さん。ご両親に的確な指示を出しています。

「サンセットミラージュ」の魅力のひとつが、店内から見る瀬戸内海の景色です。天候に恵まれれば、夕暮れ時に瀬戸内海へ落ちる美しい夕日を眺めることができます。美しい景色に心癒される時間。カフェ「サンセットミラージュ」が誇る、ショータイムです。

カフェの隣には、ペンション用として予定している部屋があります。カフェの営業にも慣れ、正史さんは長年の夢だったペンションの開業に向けて準備を進めています。この日は、宿泊のお客様にお出しする朝食作りの練習です。家族が審査員となって評価してもらいました。まだまだ課題はありますが、夢の実現に向けて一歩一歩進んでいます。

手話の通訳として活躍していたちえみさんがやってきたのは、福祉センターで開かれている手話学習会「火曜会」です。相手の気持ちに寄り添う手話。人と交流することが何より楽しいと、ちえみさんは言います。カフェの営業が忙しく、参加できる機会が少なくなりましたが、この日は仲間たちとの温かな時間が過ごせました。

楽園通信

カフェ&リゾート サンセットミラージュ

正史さんとちえみさん、そして次女の雅さんが営むカフェ「サンセットミラージュ」。
数量限定の『ミラージュ・プレート』は、雅さんの創作料理を週替りで楽しめます。さらに、正史さんの入れるスペシャルティコーヒーもお勧めです。
松山市の中心部からは少し離れていますが、瀬戸内海に落ちる美しい夕日や、美味しいコーヒーを楽しんでみてください。

電話番号:089-916-3305
問い合わせ時間:水曜から日曜・祝日の午後3時〜午後8時

ミラージュプレート:1,050円(平日:10食、土・日・祝日:15食限定)
サンセットカレー:950円
利き珈琲:1,000円(1人)※2名から承ります。

※ペンションのオープンについての詳細は、5月末に「カフェ&リゾート サンセットミラージュ」のホームページに掲載を予定しています。宿泊についてのお問い合わせは、ホームページを確認してからお電話ください。

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