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2017年5月6日皐月の壱

岐阜・白川町
〜 空と風と陽だまりの家 〜

山々と5つの清流に恵まれた岐阜県白川町が舞台。愛知県からこの町に移住し、憧れだった田舎暮らしを始めた岩佐徹さん(57歳)と妻の千歳さん(53歳)が主人公です。
名古屋市出身の徹さんは工業高校卒業後、自動車部品工場に就職。29歳の時に同じ会社で働いていた千歳さんと結婚し2人の男の子が生まれました。
徹さんの趣味はアウトドア。休日には家族を連れて釣りやキャンプなど自然を楽しんでいました。そんな徹さんは50代になるとライフスタイルそのものを考えるようになりました。「人生の残り3分の1は好きなことをしたい。自然の中で暮らしたい」と思い始め、移住先を探します。高齢の両親が名古屋市周辺に暮らしているため、程近い岐阜県内を中心に探しました。そして見つけたのが白川町の築39年の空き家。山々に囲まれ川が流れる山里の風景が決め手でした。
移住先を決めた徹さんは55歳で会社を早期退職。購入した家のリフォームなどをして2015年4月、夫婦で完全移住しました。
田舎暮らしで徹さんは絶対やりたいことがありました。それはニワトリを飼う事。「ニワトリの鳴き声で朝目覚め、産みたて卵を食べる」そんな昔のような暮らしがしたいと思っていたのです。現在は庭で4羽のニワトリを放し飼いにし、更に家の中でウズラ2羽も飼っています。勿論、朝ご飯は毎日「卵かけご飯」です!
朝ご飯を食べる場所は庭先に屋根を掛けテーブルを置いたスペース。名付けて「アウトドア・リビング」です。ここは、ご近所さんとのお茶飲みや宴会など、何かと皆さんが集まる、ご夫婦お気に入りの場所です。
アウトドア好きが高じて田舎暮らしを始めた岩佐さんご夫婦の日々の生活と、2人を温かく迎え入れてくれた地域の皆さんとの交流の様子を紹介します。

集落の風景が気に入り移住したお2人は集落をよく歩きます。この日は散歩も兼ねてご近所さんへ卵のお裾分けです。訪ねたのは移住して最初に知り合いになった鈴村さんのお宅。野菜の作り方を教えてもらったり、何かとお世話になっています。卵のお返しにと鈴村さんからほうれん草と長ネギを頂きました。

地域の有志で結成しているエイサーの会に参加しているお2人。週に1度の練習は欠かさず参加しています。今年は地域の氏神様・赤河神社の春の例大祭でエイサーを披露することになりました。最初は緊張ぎみのお2人でしたが、集まった皆さんの歓声に笑顔がこぼれます。移住して2年。すっかり地域に溶け込んでいるお2人です。

ご夫婦が庭で放し飼いしている鶏はホワイトレグホンの「ホワ・雌」、チャボの「ぼっくん・雄」、烏骨鶏「うこ・雄」と「うこちゃん・雌」の4羽。この日は、新しい仲間を迎えにご近所の土井さんのお宅にお邪魔しました。チャボの雌を譲っていただけるんです。「これでチャボの卵も食べられる!」と徹さんは大喜び。新入りの名前は「桜ちゃん」です。よろしくお願いします。

岩佐家ではご近所さんをよく招き、庭で宴会を開きます。名付けて「アウトドア・リビング・パーティー」。手作りの窯で焼く岩佐家定番のピザに地元の名物・ケイチャンを食べながら皆でワイワイ盛り上がります!「2人でのんびりしようと考えていた田舎暮らしが、思いのほか賑やかになって嬉しい」と笑顔で語る岩佐さんご夫婦です。

楽園通信

道の駅 美濃白川 ピアチェーレ

「道の駅 美濃白川 ピアチェーレ」では、地元の特産品や農産物の加工品を販売しています。お茶の加工場も併設されているため、美味しい美濃白川茶を購入できます。間もなく新茶の季節です。

電話番号:0574-75-2146
営業時間:午前9時〜午後6時
定休日:水曜

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