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2017年2月18日如月の参

大分・豊後大野市
〜 森の中のゆるりカフェ 〜

大分県豊後大野市が舞台。会社を早期退職して故郷に戻り、夫婦でカフェを始めた工藤秀一さん(54歳)と妻・由香里さん(47歳)が主人公です。
地元出身の秀一さんは工業高校を卒業後、東京のコンピューター関連の会社にシステムエンジニアとして就職。年齢を重ね、プロジェクトの全体管理を担うなど責任も増し、ピーク時には始発で出勤して終電で家に帰るほど忙しい日々を経験。いつしか「このままでいいのか?」と考えるようになりました。50歳を機に早期退職を決意。妻・由香里さんと共に故郷・大分にUターンします。元々好きだった料理の腕前を生かし、カフェを始めようと自宅兼店舗を新築。2014年11月「森のcafeゆるり」をオープンしました。
店のこだわりは1日10食限定の週変わりランチプレート。「家では面倒であまり作らないもの」をコンセプトに毎週夫婦でオリジナルメニューを考えています。さらに、店名通り「ゆるり」とした空間作りにも工夫をこらしています。座り心地のいいソファー席、たくさんの日が差し込む大きな窓、間隔を広くとった客席など、ゆっくりとくつろげる雰囲気はお客様から大好評です。
朝から仕込みに料理に立ちっぱなしのカフェの仕事は、サラリーマン時代と変わらない大変さ。しかし、夫婦2人で過ごす時間が増え、自然に囲まれた環境で、休日には近所の山にハイキングに出かけるなど、今までになかった“ゆるり”とした時間を楽しんでいるお二人。
故郷の人々や家族の助けに支えられながら、念願だった自分たちのカフェで奮闘する工藤秀一さん、由香里さんご夫婦の日常を紹介します。

「森のcafeゆるり」の人気メニューは野菜を中心とした1日10食限定のゆるりプレート。地元食材が使われたオリジナル料理はどれも絶品です。普段、家では作らないような手の込んだ料理が週替わりで楽しめるとあってお客様から評判です。

この日、秀一さんは近所に住む親戚の秀子さんの畑を訪れました。カフェの「専属契約農家」を自負する秀子さん指導の下、料理で使う大根や白菜、甘夏などを収穫しました。
故郷に戻ってきて、家族の温かさや支えを実感している秀一さんでした。

秀子さんにもらった甘夏を使ったデザートの新メニュー「開発会議」が開かれました。会議では妻・由香里さんが2年間書き溜めている秘伝のレシピノートが欠かせません。これまでのレシピを参考に、ご夫婦が作ったのは甘夏をジャムにしたデザートの試作品。秀子さんとお友達の皆さんの反応も上々で、新メニュー化に向けてさらに改良を重ねます。

この日はカフェで使う食器を作ってもらっている、陶芸家・阿南維也さんの工房を訪れました。ご夫婦が一目ぼれしたという阿南さんの食器はカフェのもうひとつの自慢。今回はシチューやポトフ用の深めの器を注文しました。完成が待ち遠しいです!

楽園通信

みくにの里

三重町の産地直売所。地元の農家さんがとれたばかりの新鮮な野菜や果物を毎朝持ち寄ります。おいしい野菜や果物を求める多くのお客さんでお店は連日賑わっています。


電話番号:0974-22-8363
営業時間:1月〜2月 午前8時〜午後6時
     3月〜12月 午前8時〜午後7時

森のcafeゆるり

工藤さんご夫婦が営むカフェ。地元でとれた新鮮な野菜をふんだんに使った週変わりのオリジナル料理がお客様から大人気。落ち着いた空間で、“ゆるり”とくつろいでいってください。


電話番号:0974-22-7811
営業時間:午前11時半〜午後5時半
定休日:水曜日、第3木曜日
ゆるりプレート:1,200円
みるくパンサンド:700円

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