沖縄・恩納村
~ 美ら島 癒やしのペンション ~

東シナ海に面した沖縄を代表するリゾート地、恩納村が舞台です。
客室の窓から望む東シナ海の絶景と沖縄の家庭料理が魅力の「ペンションほろほろ」を営む清水江津子さん(62歳)と夫の岩男さん(64歳)が主人公です。
沖縄県本部町出身の江津子さんは、愛知県の大手自動車メーカーで産業保健師として働いていました。27歳の時、趣味の油絵を通じて三重県出身の岩男さんと結婚し、2人の娘が生まれました。長らく故郷の沖縄を離れていた江津子さんでしたが、48歳の時、小学校のクラス会に参加したのをきっかけに、故郷の素晴らしさを再認識しました。江津子さんは産業保健師という仕事を通じて、頑張っているたくさんの人たちと接してきました。定年退職後は、そんな頑張っている人たちが、休日にのんびりと過ごせるようなペンションを沖縄で始めたいと考えていました。そして2013年、江津子さんの定年退職を機に名古屋から移住し、翌年1月に念願の「ペンションほろほろ」をオープンしました。
故郷の沖縄でペンションを始めて2年半、慣れない客商売に日々奮闘する夫婦の暮らしぶりと、2人を支える地元の人々との交流を紹介します。


清水さんご夫婦が営む「ペンションほろほろ」は、4室の小さな宿ですが、どの部屋も広くゆったりとした空間になっています。各部屋には岩男さんが趣味で描いた風景画が飾られています。食事はチャンプルーやシリシリーなど沖縄の家庭料理が中心。母親の味を思い出しながら江津子さんが腕によりをかけて作ります!


ご夫婦はペンションで出す料理の食材の調達に出掛けます。海ぶどうは漁港で、野菜などは道の駅で…と大忙し。朝食に出すフルーツは近所の農家に分けてもらっています。
パッションフルーツを栽培している當山さんご夫婦とは、普段からお酒を酌み交わす仲。ペンションを始めて、ご近所とのつながりが更に深くなりました。


江津子さんは今帰仁村の友人宅を訪ねました。この日は江津子さんのために看護学校時代の同級生が集まっていました。学生時代、互いに苦労した仲間たち。中には宮古島から来てくれた友人もいました。卒業式や海水浴の水着姿など、懐かしい写真を見ながら思い出話に花が咲きます。


沖縄といえばバーベキュー!休日には親戚縁者が集まりワイワイやるのが夏の定番。江津子さんの妹さん家族やご近所さん、そして可愛い孫たちも参加して、“ペンションほろほろバーベキュー大会”です。江津子さんと岩男さんが感謝の気持ちを込めて乾杯!皆で食べて飲んで、カチャーシーを踊って楽しいひと時を過ごしました。ふるさとに帰りペンションを始めて良かったと、改めて沖縄の良さ、人の良さを実感したご夫婦です。
ペンションほろほろ

清水さんご夫婦が営むペンション。客室はシングル2部屋、ツイン2部屋(洋室1、和室1)の全4室。どの部屋も広くゆったりくつろげます。食事は江津子さんの作る沖縄の家庭料理が楽しめます。
電話:098-966-2353
チェックイン:午後3時~
チェックアウト:午前10時
※宿泊料金はペンションほろほろのHPをご覧ください。

おんなの駅 なかゆくい市場

沖縄県恩納村にある道の駅。店内には野菜やフルーツなど沖縄の名産品が並びます。食事処も併設されていて、沖縄そばなど沖縄の郷土料理が食べられます。
電話:098-964-2771
営業時間:午前10時~午後7時
年中無休
