神奈川・鎌倉市
~ 路地に花咲く 家族の店 ~

今回は、かつて武家社会の中心地として栄えた古都、神奈川県鎌倉市が舞台。
「北鎌倉駅」から歩いて10分、路地を入ったところにある自宅で、日本のワインと鎌倉野菜のランチ、そして甘味を楽しめる店を開いた広川隆司(ひろかわ・たかし)さん(65歳)と妻の真紀子(まきこ)さん(61歳)が主人公です。
隆司さんは、東京の区役所に入職後、真紀子さんと結婚。2人の男の子が生まれました。隆司さんの楽しみは週末のワイナリー巡り。様々なワイナリーを巡るうちに「日本のワインをもっと皆に知ってもらいたい」と思うようになりました。定年退職を迎え、同じ頃、家の建て替えが決まると、自宅で店を開くことを決意します。ワインに合う料理は真紀子さんに担当してもらうことに。さらに、地元の甘味店で働いていた次男の佳司(けいじ)さんに声をかけ、甘味も提供することになりました。そして、2015年2月、日本のワイン、鎌倉野菜のランチ、そして甘味を味わえる店「ひ路花」をオープンしました。路地を入ると花が咲いているお店にしようと、店名は家族みんなで名づけました。
古都、鎌倉で家族それぞれの持ち味を生かしたお店を営む、広川家の暮らしを紹介します。



隆司さん、真紀子さん、佳司さんの親子3人で営む「ひ路花」。お昼時には、真紀子さんが作る限定10食の「鎌倉温野菜ランチ」が人気です。一つ一つ丁寧に下ごしらえするので、野菜本来の旨みが味わえます。さらに、隆司さん厳選の国産ワイン、佳司さんが作るこだわりの甘味も訪れる人に笑顔と安らぎを与えます。



鎌倉の豊かな土地で栽培される鎌倉野菜。この日ご夫婦は、小泉紀久夫(こいずみ・きくお)さんの農園を訪ねレタスを収穫させていただきました。こうして畑に来ることで、鎌倉野菜の美味しさをより一層お客さんに伝えることが出来ます。



ワイン造りが盛んな山梨県までお出かけした隆司さんと真紀子さんは、「中央葡萄酒ミサワワイナリー」を訪れ、ワイナリーを見学させていただきました。興奮気味の隆司さんは見学中も質問が止まりません。日本のワインがもっと皆さんに知られることを願っています。



「ひ路花」をオープンしてから1年が経ち、お店まで敷き詰めたレンガのアプローチがガタガタしてきたので家族で修復作業です。長男の裕嗣(ゆうじ)さんも加わって家族4人が集まりました。素敵な家族に会える温かなお店は、鎌倉を訪れた人をホッとさせてくれます。
鎌倉市観光協会

これからの季節、鎌倉市各地でアジサイが見ごろを迎えます。
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