過去のバックナンバー
【10月17日放送】
楽園の住人
神無月の参 静岡・藤枝市
~夫婦で夢見る自然薯の店~

静岡県藤枝市が舞台。自然薯(じねんじょ)を使った「とろろ汁」が自慢のお店を営む、牧田和幸さん(61歳)と妻の曜子さん(63歳)が主人公です。
サラリーマンとして働きながら、退職したら全く別のチャレンジをしたいと考えていた和幸さん。
旅行で立ち寄ったとろろ屋さんで、とろろの美味しさに感激、幼少の頃から食べ親しんだ「とろろ汁」で新たなチャレンジをしようと決めました。
そして、2014年に退職を迎え、2015年3月「中里の庄・和(なごみ)」をオープンしました。
和幸さんが自然薯をすって作る「とろろ汁」は、お客様からもおいしいと好評。曜子さんの盛り付けや配膳も、様になってきました。
オープンから半年が経ち、友達を連れて再来店してくれるリピーターも増えてきています。
第2のチャレンジに「とろろ」を選んだ、牧田さんご夫婦を紹介します。

「中里の庄・和」の看板料理は、なんといっても自然薯をすって作る「とろろ汁」です。味噌とダシを合わせた物を「とろろ」に足して、ちょうどいいところまで伸ばしていきます。時間が経つと変色してしまうため、和幸さんが少量ずつ丁寧に作っています。

お店は、築100年以上の古民家を店舗に使用しています。周りは自然に溢れ、眺めも良好。店内は曜子さんが摘んだ草花を飾り、お客様に落ち着いた雰囲気を与えてくれます。「落ち着いた古民家の中でとろろ汁を食べる」その喜びをお客様に味わって欲しくて、古民家を購入しました。

車で掛川市に出かけた牧田さん夫婦。やって来たのは「とろろ汁」に使う味噌を仕入れている糀屋商店。お客様に、最高の「とろろ汁」を食べて貰いたいと、こだわりのおいしい味噌を購入しています。この日は、懐かしの「とろろ汁」を再現しようと吟醸味噌を購入しました。

島田市の自宅では、息子家族と母のきねさんの9人暮らし。家族全員が集まると、とっても賑やかな食卓が始まります。この日は、お孫さんも調理を手伝ってくれた「サバ入りのとろろ汁」がメイン。「中里の庄・和」とはひと味違った、牧田家の家庭の味を楽しみました。

この日、牧田さんご夫婦は、山口県周南市で自然薯を栽培している「やまいもまつり」を訪ねました。お店をオープンする前から、和幸さんは社長の村田さんに連絡をして、開店のアドバイスをもらっていました。オープンから半年間の報告をし、更に自然薯をつかった炊き込みご飯の作り方を教わりました。もしかしたら、お店で出る日が来るかもしれません。

先頭へ戻る

農産物直売所ちょっくら

瀬戸谷温泉ゆらく内にある、地元の野菜や商品が並ぶ農産物直売所。
牧田さん夫婦が購入した「瀬戸谷もみじ」を始め、たくさんの季節の野菜が並びます。

電話:090-3836-3861
営業時間
平日・土曜・祝日:午前8時から午後4時
日曜:午前7時から午後3時

定休日:月曜日、月曜が祝日の場合は翌日休み、年末年始

中里の庄・和(なごみ)

牧田さん夫婦が、2015年3月にオープンした「とろろ汁」のお店。
自然薯をすり、味噌とダシを合わせた汁を足して味と風味を引き出した「とろろ汁」は絶品です。
古民家の落ち着いた雰囲気の中で、和幸さんと曜子さんの料理を楽しんでみてください。

電話:054-639-0029
(電話予約可能)
営業時間:午前11時から午後2時30分
定休日:木曜、(第1、3週の金曜)

メニュー
とろろ膳:1,200円(税別)
なごみ膳:1,800円(税別)
精進かば焼き御膳:1,500円(税別)

先頭へ戻る
戻る