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【9月26日放送】
楽園の住人
長月の四 岩手・一関市
~ばぁば二人の手作りレストラン~

舞台は岩手県一関市。“お袋の味”が自慢の「ばぁ~ばのれすとらん てご舎」を開いた伊東庚子(みちこ)さん(72歳)と菊池公代さん(69歳)が主人公です。
栄養士として、食に深く関わる仕事をしていた庚子さん。手作りの食用油を使って料理を作りたいと考え、2005年に仲間たちと菜種油工房を立ち上げました。美味しい手作りの菜種油を作ることが出来るようになると庚子さんの夢はさらに広がり、地元に伝わる伝統料理でお客様をもてなすお店を始めたい、と思うようになりました。
そこで2011年12月、一緒に菜種油工房を立ち上げた菊池公代さんと、「ばぁ~ばのれすとらん てご舎」をオープンしました。“お袋の味”を感じさせるどこか懐かしい料理でお客様をもてなす、庚子さんと公代さん。二人の仲良しお母さんを紹介します。

てご舎で使う野菜の多くは、公代さんが畑で育てたもの。この日も、料理に使う野菜を夫の孝雄さんと一緒に収穫しました。シソやオクラにユウガオなど、たくさんの新鮮野菜を手に入れることができました。この野菜が、「てご舎」で美味しい“お袋の味”に変わります。

今日は、「れすとらん てご舎」に団体の予約が入っています。お客様を迎えるため、庚子さんと公代さんが厨房で料理を作ります。この日のメインは、ユリや桜の花びらなどを使った花寿司。他にもユウガオの炒め煮やヒジキの煮物など、たくさんの料理が出来上がりました。

予約のお客様がいらっしゃいました。花寿司や煮物など、庚子さんと公代さんが心を込めて作った料理を楽しんでいただきます。あるおばあさんはユウガオの炒め煮を食べて、「昔の味がして、自分のお袋を思い出します」と、その味に昔を懐かしんでいました。

お客様が帰り、後片付けが終わった「てご舎」に、この古民家の大家さんの石川さんが訪ねてきました。石川さんは、「てご舎」がオープンする時に家具を手作りしてくれるなど、いろいろと手伝ってくれました。「庚子さんと公代さんはお袋のよう」と語る石川さんは、二人の大切な協力者です。

陸前高田市にある熊谷水産を訪ねた庚子さんと公代さん。二人は震災直後からこれまで、何度も陸前高田市を訪れては食料品などの差し入れを行なっています。庚子さんにとっては生まれ育った故郷であり、町の人を思う気持ちは人一倍です。この日は、震災後ようやく出荷できるようになったホヤの塩漬けを購入しました。

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工房地あぶら

庚子さんと公代さんが「てご舎」で使っている菜種油は、この「工房地あぶら」で製造しています。
作業を一手に引き受けている小野寺さんが愛情たっぷりに“こしらえた”菜種油は、揚げ物にもドレッシングにもお勧めです。

電話:0191-75-3096
営業時間:午前9時から午後5時(平日)
※作業中は電話に出られない場合があります。

菜種油
820g:1,836円
450g:1,296円

ばぁ~ばのれすとらん てご舎

1日1組限定の「ばぁ~ばのれすとらん てご舎」。
庚子さんと公代さんが“てごさえ”する料理は、懐かしい味がすると評判です。
岩手県で昔から伝わる料理を、どうぞ楽しんでみてください。

電話:0191-75-3087
問い合わせ時間:午前11時から午後3時

昼:1,800円(1人)
夜:2,200円(1人)
※1日1組限定、要予約

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