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【6月20日放送】
楽園の住人
水無月の参 高知・香南市
~アクティブ夫婦の土佐日記~

舞台は海と山々の風景が美しい高知県香南市。去年横浜から移住して、この町での暮らしを満喫している大髙敏雄さん(61歳)と妻のゆみ子さん(64歳)が主人公です。
航空会社で整備士として働いていた敏雄さんは、飛行機が大好きで仕事一筋のお父さんでしたが、定年が近づくと、その後の生き甲斐について模索し始めました。そんなある日、テレビ番組で高知県の特集を見て「こんな所で生活できたら最高だ!」と移住を決意。ゆみ子さんも賛成してくれて、去年の春から香南市で新たな生活をスタートさせました。
せっかくやって来たのだから、この土地ならではのことを楽しみたい!と何にでもチャレンジするお二人。移住してまだ一年とは思えないほど、素敵なスポットや楽しみを沢山ご存じです。アクティブなお二人、これからも香南市を拠点に思いっきり暮らしを満喫して下さい!

香南市の山側に、移住の際に新築した大髙さんご夫婦の自宅があります。ダイニングキッチンと居間、そして寝室の1LDK。二人暮らしに丁度いい間取りになっています。移住してから迎えた猫の七ちゃんも大切な家族の一員です。
庭には家庭菜園があり、敏雄さんが様々な野菜を育てています。この日は、小ぶりなじゃがいもがたくさん収穫できました!!

お隣の芸西村にやって来た敏雄さん。この地域ならではの習いごともしています。それは「まんじゅう笠」作り。坂本龍馬も被っていたと言われる伝統的な工芸品です。講師は、宮﨑直子さん(81歳)。かつては多くの作り手がいましたが、今では宮﨑さんが最後の継承者です。山から竹を切り出し、竹ヒゴを作り、タケノコの皮を張った笠に縫い付けていく独特な製法。敏雄さんは何とかその技を覚えたいと頑張っています。

ゆみ子さんは、お気に入りの生産者直売所『やすらぎ市』で新鮮な食材を購入。自宅へ戻ると夕食の準備です。食卓に並んだのは、庭で収穫したじゃがいもを使った煮物や、たっぷりの薬味を乗せた初ガツオのたたきなど。
そして食後には、ゆみ子さんのとっておきの時間が待っています。「蓄音機」でレコードを聴く穏やかなひととき。移住してから楽しみがまた一つ増えた大髙さんご夫婦です。

香南市ならではの様々な楽しみを、常にみつけながら暮らしているお二人。後免駅と奈半利駅の間を走る『土佐くろしお鉄道・ごめん・なはり線』に乗るのも、楽しみの一つです。大髙さんご夫婦が乗車したのは、一日に2本だけ往復する『オープンデッキ車両』。列車のサイドにある通路が展望デッキになっているんです。トンネルを抜ければ…目の前には青くきらめく太平洋の絶景!
ゆみ子さんいわく、「土佐の海はカツオ色!」。なんともユニークな発想ですね。

ゆみ子さんの親友・貝原美佐子さんが横浜からやって来ました。大髙さんご夫婦は、地元のとっておきの場所を案内しようとドライブに連れ出します。山の斜面に続く石積みの棚田や、ご夫婦がお世話になった農家民宿での楽しいひと時。夜にはホタル鑑賞もしました。翌日は、香南市でできた友人たちも一緒に流しそうめんを楽しんだかと思えば、港の入り口に設置された可動橋を案内したり…。盛り沢山の歓待に、貝原さんも大喜び。大髙さんご夫婦は、地元の方以上に地元のことを良く知っています。

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農産物直販所 やすらぎ市

主人公・ゆみ子さんもお気に入りの、地元の特産物がそろう直販所。新鮮な旬野菜や海の幸を、手ごろな値段で買うことが出来ます。

電話:0887-55-2370
営業時間:午前8時~午後6時
※11月~1月は午後5時まで営業

土佐くろしお鉄道

大髙さんご夫婦のお勧めが、一日二本走る「オープンデッキ車両」。爽やかな風に吹かれながら、絶景の鉄道旅が楽しめます。

電話:0887-34-8800
問い合わせ時間:午前7時~午後7時

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