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【6月6日放送】
楽園の住人
水無月の壱 長野・佐久市
~新鮮野菜の高原カフェ~

舞台は、浅間山と八ヶ岳を望む長野県佐久市。群馬県へ続く国道沿いで、カフェを営む縣(あがた)伊佐夫さん(61歳)と妻の明子さん(61歳)が主人公です。
「いつか飲食店を開きたい」という明子さんの夢が実現した「高原カフェ ツリーハウス」。お店では伊佐夫さんがコーヒーや配膳を担当し、料理上手な明子さんがランチを担当しています。野菜をたっぷり使ったランチは評判を呼び、若者からお年寄りまで幅広いお客様が来店するようになりました。週末には、長女の美奈子さんが手伝いに来てくれることもあり、家族で力を合わせて高原カフェを営んでいます。
地域との繋がりを大切にしながら、念願の田舎暮らしを満喫する縣さんご夫婦を紹介します。

ご夫婦が営む「高原カフェ ツリーハウス」は、お二人の希望で木材がふんだんに使われた、ログハウス風のお店。そこにいるだけで癒される空間です。お店の看板メニューは明子さんが地元の新鮮野菜にこだわって作る日替わりランチ。他にも、素揚げ野菜を添えたカレーやナポリタンなど、お二人が腕によりをかけたメニューがたくさんあります。

今年、開店5周年を迎えた「高原カフェツリーハウス」には、常連さんもたくさんできました。高齢の常連さんも多いため、野菜を豊富に使っている明子さんの料理は人気があります。週に一度、必ず来店してくれるお客様をはじめ、多くの方々の憩いの場所になっています。

週末、娘の美奈子さんがお店を手伝いにきてくれました。娘とお店の仕事をするのが夢だったという明子さんにとって、週末だけでも美奈子さんが手伝いに来てくれるのは、とてもうれしいことです。昔から仲の良い縣家ですが、お店を始めて家族の絆がさらに深まったそうです。

お店が休みの日、ご夫婦は自宅の裏庭にいました。伊佐夫さんは元・自治会長の佐藤さんと野菜作りの準備、明子さんは友人の前嶋さんと裏庭の整備をしています。いずれは、裏庭にもカフェスペースを作り、お客さんに高原カフェならではの空気を味わってもらいながら、自家栽培の野菜で作ったランチを食べてもらいたいと考えています。

縣さんご夫婦は、3年前に就農した磯村さんご夫婦と、野菜の直売所作りにとりかかりました。お店の前に小屋を建て、地元の農家さんたちが野菜を販売する拠点にしようと考えています。少しでも地元の方々の力になりたいという願いから、夏頃の完成を目指しています。

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高原カフェ ツリーハウス

群馬県に向かう国道沿いの、周囲を山々に囲まれた緑豊かな場所にある高原カフェです。
地元の高原野菜を使って作る料理は、どれも絶品。日替わりランチや野菜たっぷりカレーが好評です。

電話:0267-65-2816
営業時間:午前9時から午後5時(季節により変更あり)
定休日:毎週火曜・第二水曜
※12月中旬~4月上旬は冬季休業
日替わりランチ:900円
野菜たっぷりカレー:900円
手作りワッフル(レギュラー):850円

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