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【2月14日放送】
楽園の住人
如月の弐 島根・松江市
〜復活!城下町の家族そば〜

舞台は、風情ある城下町、島根県松江市。かつて両親が営んでいたおそば屋さんを再開させた古曽志勢津子(こそし・せつこ)さん(66歳)と、その娘・田中真央子さん(33歳)が主人公です。
1968年に勢津子さんのご両親が始めた「古曽志(こそし)そば」は、母・一子(かずこ)さんがそばを打ち、父・恵洪(よしひろ)さんがつゆを作る、出雲地方ならではの「わりごそば」が評判のお店でした。勢津子さんたち、家族みんなで切り盛りしていましたが、一子さんが病気になったことをきっかけに、惜しまれながら閉店。30年の歴史に幕を閉じました。
しかし恵洪さんの死後、「両親が築いたあの店を、もう一度始めたい」と考えるようになった勢津子さん。2年前、娘の真央子さんの協力を得て、「古曽志そば」を16年ぶりに再開させました。
温かい家族に支えられながら、両親の想いを継いだ勢津子さんと真央子さん。これからも古曽志そばの味を大切に守っていって下さい!

蕎麦殻も一緒に挽いた蕎麦粉を使うため、特有の香りと口当たりが楽しめる出雲そば。「わりごそば」は、割子(わりご)という丸い漆塗りの器を使います。そして「釜あげそば」は、そばつゆをそば湯でのばして味付けをする温かい出雲そば。どちらも「古曽志そば」の看板メニューです。

古曽志家の夕食は、真央子さんの長男・一成(いっせい)君と次男・世音(せおん)君も加わり、にぎやかです。「古曽志そば」を再開させた2人を、心から応援している一成くん。「たくさんお客さんが来て、松江のそばと言ったらうちのそば、と言われるようになってほしい」と、思いを語ってくれました。

勢津子さんの夫・敏郎さんは、空調設備の仕事をしながら、妻と娘を陰でしっかりと支えています。仕事が早く終われば、台所で夕食の料理作り。庭では野菜を育て、割子そばの薬味に使う大根も育ててくれています。「古曽志そば」の縁の下の力持ち。優しくて頼りになるお父さんです。

閉店後の「古曽志そば」にやってきたのは、親戚の皆さん。この日は、おかずを持ち寄っての食事会です。みなさん「古曽志そば」には思い入れがあり、お店の再開をとても喜んでいます。食事会のメインはやはり、古曽志家伝統の「わりごそば」。懐かしい味が、思い出とともに皆さんの口の中に蘇りました。

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古曽志そば

主人公の勢津子さんと真央子さんが16年ぶりに再開させたおそば屋さん。
島根の郷土の味、出雲そばのお店です。
3段重ねの「わりごそば」や、温かい「釜揚げそば」があり、先代から受け継いだつゆの味、麺の食感が楽しめます。
手打ちのため1日30食限定。
無くなり次第に閉店しますので、ご了承ください!!

電話:0852-22-1435
問い合わせ時間:
午前11時半〜午後2時半
(そばが無くなり次第終了)
定休日:日曜日、年末年始、お盆

月ヶ瀬

勢津子さんの同級生、川島さんが営むお団子屋さんです。勢津子さんと真央子さんも大ファンだというこちらのお店は、色とりどりのお団子に様々なあんがのった創作団子が評判です。
味自慢の和風ラーメンも、地元の方々に大人気!

電話:0852-21-2497
営業時間:午前10時〜午後6時
定休日:元旦のみ

堀川遊覧船

松江をめぐる、乗り合い小船。
松江城を囲むお堀や町の中を流れる川を通って、お城のまわりを1周します。
船の上から眺める松江は、また違った風情。ゆったりとした時間が過ごせます。

3月いっぱいは、こたつ船。
寒い船上でも、ぽかぽかです。

電話:0852-27-0417
営業時間:午前9時〜午後4時
(3月〜6月 午前9時〜午後5時
7月〜8月 午前9時〜午後6時
9月〜10月10日 午前9時〜午後5時
10月11日〜2月 午前9時〜午後4時)
定休日:なし
(天候により休止の場合あり)

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