過去のバックナンバー
【1月31日放送】
楽園の住人
睦月の伍 福岡・行橋市
〜もの作り先生 笑顔の工房〜

舞台は福岡県行橋市。中学校技術科の教師を早期退職し、「もの作り工房 技術室」を開いた原義和さん(56歳)が主人公です。
行橋市出身の義和さんは大学卒業後、地元の中学校教師となり、28歳で同僚の養護教員だった照美さんと結婚。40代半ばから『定年後は趣味の工作室を』と考え、少しずつ工作機械を購入、中学校に保管していました。そして去年3月、母親の介護のために早期退職した義和さんは、趣味の工作室を建て始めます。やがてこれを、誰もが利用できるレンタル工房に、と考え直し、去年8月「もの作り工房 技術室」をオープンさせました。
今も“もの作り”に熱中する元中学校教師・原義和さん、楽しくも忙しい暮らしぶりを紹介します。

「もの作り工房 技術室」には木工旋盤やボール盤といった工作機械が置かれ、壁にはハンマーなどの工具がずらり。もの作りの楽しさ、面白さを一人でも多くの人に体験してもらいたい、という義和さんの願いが込められています。そして義和さん自身も、皆さんから“もの作り”を学びながら作品を製作し、工房の一角に展示しています。

義和さんにとってはコーヒーを淹れるのも“もの作り”です。工房奥のカウンターにはコーヒー作りの道具が揃えてあります。生豆から焙煎して挽きたてを淹れて出す、という工程が好きだと義和さんは語ります。
そのコーヒー豆は、教え子が営む「自家製焙煎珈琲」の店で購入しています。コーヒーを通して、今もホットな関係が続いています。

もの作りが楽しくて…。そんな人生を送ってきた義和さんには、退職後も様々な工作の依頼が舞い込みます。元勤務先の行橋中学校野球部からは、「練習で使うティーバッティング用の道具を作って欲しい」という依頼が届きました。「自分が作ったものを生徒に使ってもらってとてもうれしい」と、義和さんは誇らしげです。

“もの作り”の幅を広げたいという義和さんは、工房で「トンボ玉体験」や「革細工教室」などの“もの作り教室”も開いています。この日は義和さん主催の『パソコンでゲームのプログラムを作る教室』。市の広報誌に募集をかけたところ、二日間で10人の小学生が応募してくれました。ものを作る楽しさは、子どもたちにもしっかりと伝わっています。

先頭へ戻る

もの作り工房 技術室

“もの作り”が大好きな義和さんの工房は、レンタルスペースになっています。また工房は体験教室として貸し出す時もあります。
現在は、定期的に「トンボ玉教室」を開催しています。
詳しくはホームページへ。

(URL)
http://gijyutusitu.net/monodukuri/
※外部サイトへリンクします

電話:090-2086-2067
営業時間:午前10時〜午後5時
定休日:不定休

レンタル工房:
2時間 500円、1日 1,000円
トンボ玉体験(予約制):2時間 1,500円

永田カキ直売所

行橋市の冬のご馳走は「豊前海一粒かき」です。
栄養分が豊富な豊前海で育つため、味が濃厚で粒が大きいため、殻付きのまま販売されています。
直売所では、新鮮なカキをその場で「焼きガキ」にして召し上がれます。
また、殻付きのまま全国に発送もしています。

電話:0930-24-1296
営業時間:
午前9時〜午後5時(11月〜3月末)

「焼きガキ」
施設使用料:1テーブル1,000円
大粒かき:1キロ1,000円
中粒かき:1キロ800円
小粒かき:1キロ600円

先頭へ戻る
戻る