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【8月23日放送】
楽園の住人
葉月の四 大分・宇佐市
〜人気移住地の楽しき日々〜

今回は移住人気地として注目の大分県宇佐市で暮らす輿水諏興さん(72歳)と稔枝さん(67歳)夫婦が主人公です。
以前、料理店を営んでいた諏興さんは、2012年に別府市から宇佐市に移住し、鶏を飼い畑を耕す日々を送っています。そして馬小屋だった場所を改装し、今年1月、「古民家ギャラリー味蔵」をオープンしました。「味蔵」では古い農機具や民芸品、そして諏興さんが作った陶芸品が飾ってあります。また地域おこしの活動にも参加し、身近で採れる野草を使った食事会を開催。諏興さんは野草を調理し、地元の方に振る舞っています。忙しくても楽しい時間を過ごす輿水さん夫婦の田舎暮らしを紹介します。

諏興さんは築80年の古民家を購入。1年かけてこつこつと掃除をし、改装をしました。特に気に入っているのが大広間になる和室です。広い庭も丁寧に手入れします。縁側から庭を眺めながら採りたて野菜を使った朝食を味わう。田舎暮らしでの楽しみの一つです。

今年1月、母屋の隣で「古民家ギャラリー味蔵」を始めました。元々馬小屋だった場所を、自分たちで整頓し改装。古い農機具や諏興さんが作った陶芸品を飾っています。稔枝さんは「人との出会いが楽しみ」と「味蔵」の開店を喜んでいます。楽しむ場を自分たちで作るのが輿水さん夫婦のモットーです。

宇佐市に残る伝統の技、鏝絵(こてえ)。左官職人が「しっくい」と「こて」で家の壁に作った立体装飾です。興味を持った諏興さんは、鏝絵作家のアトリエを訪ね、挑戦しました。手先が器用な諏興さん。「こて」の使い方に最初は戸惑いながら、悠然と泳ぐ「亀」を作りました。諏興さんにとって新しいことに挑戦するのが、元気の源です。

輿水さん夫婦は地域おこしの活動にも参加しています。身近な場所にある野草を採集し、食事会が開かれました。諏興さんは食べられる野草の知識を深め、料理人だった腕を生かして調理を担当します。参加した地元の方々にとって普段は目にもとめない野草が、おいしく味わえることに驚いたようです。

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古民家ギャラリー味蔵

輿水さん夫婦が営む古民家ギャラリーです。昔ながらの農機具や諏興さんが作った陶芸作品を見ながら、うどんや定食などを食べることができます。
近くには伝統的建造物の石橋があり、観光の際の休憩所としても最適です。

電話:0978-42-7055
営業時間:午前10時30分〜午後6時
定休日:水曜日

NPO法人院内町活性化協議会

移住地として人気のある大分県宇佐市。NPO法人院内町活性化協議会では、宇佐市の空き家情報を教えてくれたり、案内してくれたりするなど移住支援をしています。

電話:0978-42-6007
問い合わせ時間:午前9時〜午後5時
定休日:なし

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