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【8月2日放送】
楽園の住人
葉月の壱 1時間スペシャル〜夏の信州 絶景の高原田舎暮らし〜
長野・飯山市
〜高原で始めた憧れの田舎暮らし〜

新潟県との県境に位置する飯山市に移住した吉賀久剛さん(58歳)と香代子さん(56歳)が主人公です。
東京生まれの久剛さんは、幼いころの夏休み、親戚の家に2週間ほど滞在し、川遊びや虫取りなどをした思い出がありました。そして、「将来は田舎で暮らしたい」と考えていました。妻の香代子さんも東京出身で田舎に憧れていました。50代になると本格的に移住先を探し始め、インターネットでイメージ通りの“田舎の家”を見つけました。この飯山市の空き家を購入し、2012年、久剛さんは早期退職し夫婦そろって移住しました。
孫たちに田舎を作ってあげたい―そんな夢を実現した吉賀さん夫婦の暮らしを紹介します。

久剛さんは地元では“おてんま”と呼ばれる地域活動のため、朝早くから出掛けました。排水路の掃除や山頂へ続く参道の整備をします。道中、地元の人と協力し、枯れてしまった木を伐採。汗だくになりながら登ること1時間半、頂上から田園風景が一望できました。自分たちの地域は自分たちで守る―それがおてんまの精神です。

久剛さんが打つそばは、富倉という地域に古くから伝わる「富倉そば」です。“オヤマボクチ”の葉を乾燥させて取り出した繊維質をつなぎに使うので、「ボクチそば」とも呼ばれます。久剛さんは移住してから講習会に参加し、そば打ちを覚えました。今ではソバを打つ度に近所の方々に振る舞っています。

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長野・飯島町
〜アルプス望む絶景のパン屋さん〜

“ふたつのアルプスが見える町”飯島町で手作りパンの店を営む上村千賀子さん(56歳)と夫の清隆さん(61歳)が主人公です。東京で暮らしていた時、千賀子さんは本格的にパン作りを学び、「自然豊かな場所でパン屋さんを開きたい」と考えるようになりました。そんな千賀子さんの夢をかなえようと、清隆さんも移住地探しに協力。飯島町の絶景を気に入り、仕事を辞めて移り住むことにしました。そして、2011年10月「自然酵母パン Chocotan(チョコタン)」をオープンさせました。
絶景が望める高原でパンを作る上村さん夫婦の暮らしを紹介します。

「チョコタン」の看板商品は、“田舎のパン”カンパーニュです。このカンパーニュを求めて、遠方から来る常連客もいます。ブルーベリーなどの天然酵母を使った奥深い味わいが人気の秘密です。カンパーニュは、前の日から生地作りが始まり、当日の朝にまき窯でゆっくり時間をかけて焼き上げます。

「チョコタン」は雄大な山々に囲まれた場所にあります、清隆さんの趣味は登山。最近では夫婦そろって山登りを楽しむことがあります。
また「チョコタン」に欠かせない窯のまきは、間伐材を分けてもらったものです。荒れた山を生き返らす手助けになっています。千賀子さんもチェーンソーを上手に使いこなしています。

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自然酵母パン Chocotan

上村さんご夫婦が営む手作りパンの店「Chocotan(チョコタン)」。
天然酵母作りから始まり、石窯で焼くカンパーニュが自慢です。
パンにスープやサラダなどを組み合わせたランチもあります。
南アルプス、中央アルプスを望む高原で味わうパンは格別です。

営業時間:午前10時から午後4時
定休日:火・水曜
ランチタイム:午前11時から午後2時

メニュー
カンパーニュ(いよかんくるみ):
930円(税込)
焼きカレーパン:185円(税込)
チョコタンランチ:850円(税込)

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