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【7月26日放送】
楽園の住人
文月の四 茨城・桜川市
~愛情夫婦の手打ちうどん~

今回の舞台は茨城県桜川市です。以前から夢見ていた手打ちうどんの店を始めた谷中時男さん(58歳)と、夫を支える妻の和子さん(60歳)が主人公です。
20年ほど前に通った店のうどんに感動した時男さんは、いつの日かうどんの店を開きたいと考えていました。55歳で早期退職し、友人たちから資材を譲り受け、店を建て始めました。建築の専門家に教えを乞いながら、出来ることは1人で取り組み、3年かけてうどん店を完成させました。約3カ月間、うどんの打ち方を修業。“こね”と“足踏み”の基礎を学びます。こうして去年11月、地元の粉を使った「手打うどん 山ぼうし」はオープンしました。和子さんはパート勤めを辞め、うどん以外の料理を担当します。力を合わせ、店を切り盛りする夫婦の楽しい暮らしを紹介します。

時男さんが打つのは、小麦の香りと味が際立つコシのあるうどんです。麺は太めで幅は均等ではありませんが、「懐かしくておいしい」と好評です。時男さんは、1日に約30食のうどんを打ちますが、売り切れてしまうこともあります。

和子さんは、細かく切ったうどんに煮詰めた三温糖を絡めて、かりんとうを揚げます。甘い味付けのおかきからヒントを得て考えた「うどんかりんとう」です。「余ったうどんを無駄にしたくない」和子さんの思いが込められています。

和子さんは、自分の畑で野菜を育てています。野菜は主に店で使いますが、「かあちゃんの野菜」と名付けた店のコーナーで販売もしています。一袋100~200円。帰りがけに手に取る人が多いようです。

時男さんは、初めて小麦を自分で育ててみました。この地域で作られる小麦は、「さとのそら」という品種です。小麦の味と香りがしっかりとしています。地元の粉を使って打つ時男さんのうどんは、ますます美味しくなっていくはずです。

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手打うどん 山ぼうし

店名の「山ぼうし」は、庭に植えてある花の名前です。花言葉は「友情」。店の建築を手伝ってくれた仲間への感謝の思いが込められています。
7月からは地粉の「さとのそら」が自家製になりました。小麦特有の香りと味が楽しめるうどんです。

電話:0296-58-6902
営業時間:
午前11時30分~午後2時
午後6時~午後9時
定休日:月・火曜日

天ぷらうどん 800円(税込)
うどんかりんとう 200円(税込)

JA北つくば「きらいち」筑西店

北筑波と呼ばれるこの地域は、全国でも有数のこだまスイカの産地です。こだまスイカは冷蔵庫に入るサイズで、重さは1~2キロ。“可愛いらしさ”と“甘くて皮が薄い”のが特徴です。
8月いっぱいまで出荷しています。

電話:0296-54-4831
営業時間:午前9時~午後6時30分
定休日:第3水曜日

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