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【6月7日放送】
楽園の住人
水無月の壱 長野・大町市
〜落書きが導いた夢のカフェ〜

舞台は北アルプスが望める長野県大町市です。思い出の場所で昼はカフェ、夜はバーになる店を開いた池内幸子さん(50歳)が主人公です。
思い出の場所とは、子どものころに遊んだ古い倉のこと。久々に幸子さんが訪れると、倉はギャラリーとして再生されていました。その時、倉の扉に幸子さんが幼いころに書いた落書きを見つけ、運命的な縁を感じました。幸子さんは以前から飲食店を開きたいと考えていました。ギャラリーの人からカフェを開く構想があることを聞き、この倉でカフェを始めることに決めました。そして周囲の協力もあり、2013年「麻倉cafe&BAR」はオープンしました。
思い出の倉で夢をかなえた幸子さんの暮らしを紹介します。

幸子さんが作る料理は、以前から子どもの友人や職場の同僚から「おいしい」と評判でした。いつしか幸子さんが作るご飯は“サチめし”と呼ばれるようになりました。「麻倉cafe&BAR」では、幸子さん自慢の「サチめし」を昼も夜も楽しむことができます。

幸子さんはカフェを始めてからは大町市で暮らし、月に1度ほどのペースで家族の住む松本市に帰ります。自宅に帰ると、保育園などに納めるパンを作る夫の孝宇さんを手伝います。そして自慢の“サチめし”を孝宇さんに振る舞います。

松本市で暮らす長女の彩香さんが訪ねて来ました。2人で作ったアツアツの餃子を食べ、ビールで乾杯!楽しい夜を過ごした次の日、彩香さんはカフェで接客や配膳などを手伝いました。家族から心強い応援があり、「麻倉cafe&BAR」はにぎやかな店になりました。

麻倉ギャラリーの作家や近所の方々が集まって、月に一度パーティーを開きます。この日の“サチめし”は、新鮮な野菜をのせたピザです。ピザは麻倉の仲間たちが皆で造った石釜で焼きます。息子の修一郎さんも松本市から駆けつけ、幸子さんを手伝いました。

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麻倉cafe&BAR

「麻倉cafe&BAR」は麻倉ギャラリーの隣にある幸子さんの店です。
昼はランチを中心としたカフェ、夜は地酒も飲めるバーとして営業しています。
幸子さんが作る“サチめし”は、昼も夜も大好評です。また、大町市に3軒ある酒蔵の、日本酒飲み比べセットもあります。

電話:080-8901-6727
カフェ:午前10時から午後4時
バー:午後6時から午後11時
定休日:水曜

ランチ:各800円(税込)
三蔵飲み比べ:600円(税込)

麻倉ギャラリー

江戸時代から良質の麻の産地だった大町。その昔、麻を保管するために造られた倉は、現在、工芸作家のギャラリーや、ワークショップの場として利用されています。
6月16日まで、麻倉に眠っていた伝統の技と、現代工芸品の融合が楽しめる「大町のしつらえ展」を開催中です。

電話:090-1865-6181
営業時間:午前10時から午後5時
定休日:火曜、水曜

しつらえ展
(2014年6月16日まで)
チケット:500円
(1ドリンク付※税込)

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